ソフトバンクが8年ぶりBクラスに沈んだ“必然”…増える大型契約、加速する高齢化

公開日: 更新日:

 ソフトバンクの森唯斗(29)が23日、現状維持の4億6000万円でサインした。4年契約の2年目だった今季、5月末に左肘を手術。入団1年目から続いていた7年連続50試合以上登板が途切れた。30試合で1勝3敗15セーブ、防御率4.03。これまでの貢献度は高いが、1セーブの“価格”も破格の3066万円と高くついた。

 ソフトバンクは今季、8年ぶりのBクラスに転落。常勝球団に陰りが見え始めた。オフには中日からFAをした又吉克樹(31)を獲得。8年ぶりのFA補強で戦力整備に乗り出す一方で、ここ数年は現有戦力の維持に躍起という印象だ。

 2019年オフには3年契約最終年を迎える柳田悠岐(33)と7年の超長期契約を結び直し、20年オフには3年契約の切れた明石健志(35)と新たに2年契約。今オフには今季4勝止まりだった武田翔太(28)と4年6億円の大型契約を結んだ。かねてメジャー挑戦の意思が強い千賀滉大(28)とはオプトアウト(契約破棄条項)を含む年俸6億円(変動制)の5年契約。

 FA権取得による「引き留め料」が主な理由とはいえ、レギュラー奪取を狙う若手は入る隙がない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状

  2. 2

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  3. 3

    『いままでありがとうございました』

  4. 4

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 8

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  4. 9

    フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に

  5. 10

    フジテレビは日枝久氏を切れないのか? 取締役会で「辞任」に言及なし、トップ居座り決定