いつまでたっても気持ちが弱い菊池雄星がもどかしい…年俸はエース級なのに

公開日: 更新日:

 菊池の瑕疵が精神面にあるのは明らかだ。良いときは手が付けられない投球をするのに、つまずくとマウンド上でうなだれたり、首をひねったり、腕の位置を気にしたりする。

 言い訳も多い。これは日本の情報提供者から聞いた話だ。西武時代には火ダルマになるくらいボコボコに打ち込まれると、しきりにマウンド上で指先を気にするしぐさを見せたそうだ。そして試合後、「指にマメができた」と話したという。ところが、翌日、こっそり球場に見に行くと遠投を繰り返していたとか。本当に指先にマメができていたら、遠投などできるはずがない。つまり自らマメができたと話したのは言い訳なのだろう。

 マウンド上でおどおどした表情を見せ、打たれれば自分のせいではないという。要するに気持ちが弱いのだ。それゆえ、つまずくと腕が振れなくなる。本来の投球ができなくなるのは、日本にいたころからまったく変わらない。

 年齢を重ね、経験を積むことによって、精神的にひと皮むけるケースもあるにはある。菊池でいえば昨年、前半戦の活躍が認められて球宴メンバーに選ばれた。ひと皮むけるチャンスと思って見ていたが、結局、変わらなかった。菊池を見て、もどかしく思っているスカウトはわたしだけではないはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も