全英OPで「LIVゴルフ」参加選手“上位独占”なら影響必至 世界のゴルフ界が固唾を呑む戦い
これは、PGAツアーやDPワールドツアーにとって、大きな痛手になる可能性がある。
4大メジャーに出場ができるのであれば、トッププロの「LIVゴルフ招待」移籍に歯止めがかからなくなるからだ。
全英オープンの予選免除資格は、過去の優勝者だけではなく、過去5年のメジャー優勝者、前年の全英オープンのトップ10、ワールドゴルフランキング50位内の項目がある。他のメジャーも同様の出場規定があるが、LIV参加選手が全英に優勝すれば、60歳までシードが確約され、他メジャーにも今後5年間は出場できることになる。それに、ワールドランキングの評価ポイントが最も高いのが4大メジャーだ。優勝できなくても、メジャーで優勝争いを続けたら、必然的にワールドランキング50位内につける可能性は高く、4大メジャー出場の道が開けてくる。
今年はS・ガルシアが2017年マスターズ優勝資格、L・ウェストウッドはライダーカップ資格で出場する。
ちなみに、DPワールドツアーから締め出されたイアン・ポールターがイギリスのスポーツ仲裁機関に訴えて、出場停止の差し止めが決まり、先の「スコティッシュオープン」に出場できた。