全英OPで「LIVゴルフ」参加選手“上位独占”なら影響必至 世界のゴルフ界が固唾を呑む戦い
14日に今年最後のメジャー「全英オープン」が開幕する。150回記念大会であり、ゴルフの聖地セントアンドルーズ・オールドコースで開催され、過去3勝のうちセントアンドルーズ(2000年、05年)で2勝のタイガー・ウッズも出場するとあって関心が高まる。
そして、サウジアラビア系ファンドがバックについた新ツアー「LIVゴルフ招待」に参戦し、PGAツアー(米国)やDPワールドツアー(欧州)から出場停止処分が出た選手であっても、資格さえあれば出場できることになった。
「全英オープンは1860年に第1回大会が行われ、それ以来、ゴルフ選手権の原型となっている。オープン競技という誰にでも開放された試合は、全英の特質でありユニークな魅力の基礎となっている。150回大会の予選会を勝ち上がってきた選手や予選会を免除されたプレーヤーは、資格条件を満たしている限り、セントアンドルーズでプレーできる」(R&Aチーフエグゼクティブ、マーティン・スランバーズ氏)
R&Aの基本スタンスが変わらない限り、来年以降も「LIVゴルフ招待」でプレーする選手の出場拒否はなさそうだ。