ダルの「奪三振減」モデルチェンジはどう評価される? サイ・ヤング賞獲得の可能性は…
パドレス・ダルビッシュ有(36)が日本時間13日、ドジャースとの地区シリーズ第2戦(ロサンゼルス)に登板。7回1失点と好投した8日のメッツとのワイルドカードゲーム第1戦から中4日でのマウンドとなったが、6回途中まで3失点で今ポストシーズン2勝目を挙げた。
今季はエンゼルス・大谷翔平(28)のア・リーグMVP、サイ・ヤング賞取りが注目されているが、ダルも表彰レースに名を連ねてもおかしくはない。
今季は30試合に登板し、リーグ3位タイの16勝(8敗)、防御率3.10、197奪三振。1イニングあたりに許した走者を示すWHIPは同2位の0.95と安定した投球を披露した。
過去10シーズンで200奪三振を4度マーク。今季の197個は物足りなさが否めないものの、これはより長いイニングを投げるため、打たせて取る投球スタイルへモデルチェンジ。かつてのような奪三振マシンの面影はなくなったが、投球スタイルの変化はサイ・ヤング賞投票にマイナスなのか。
「投球内容は依然としてエース級だけにサイ・ヤング賞候補のひとりに入っているでしょう」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。