ダルの「奪三振減」モデルチェンジはどう評価される? サイ・ヤング賞獲得の可能性は…
「投球スタイルの変化はそれほどマイナス材料にはならないと思う。奪三振数が減ったといっても、197個と、三振を奪う技術は高い。今季のナのサイ・ヤング賞争いは有力候補のマーリンズ・アルカンタラ(14勝9敗、防御率2.28)、ドジャース・ウリアス(17勝7敗、同2.16)、ブレーブス・ライト(21勝5敗、同3.19)らがハイレベルでした。今季のダルは最終候補の3人に残ってもおかしくない結果を残したとはいえ、タイミングが悪かったと言うしかない」
過去には奪三振数が少ない技巧派がサイ・ヤング賞に選出されたケースはある。近年では2006年にダイヤモンドバックス・ウェブ(16勝8敗、防御率3.10、178奪三振)、08年にはインディアンス(現ガーディアンズ)・リー(22勝3敗、同2.54、170奪三振)らが栄誉を手にした。今季のダルはどれだけの得票が入るか。