ダルは“ゴミ箱の恨み”晴らせるか…古巣ドジャースとの地区S第2戦に先発、5年前は“戦犯”扱い
ダルビッシュ有(36)のパドレスがワイルドカードゲーム(WCG)を突破した。
メッツとのWCG初戦で7回を1失点と好投したダルはローテ通りなら日本時間13日、ドジャースとの地区シリーズ(5回戦制)第2戦(ドジャースタジアム)に登板する見込み。
ダルは古巣ドジャースタジアムにおけるポストシーズンのマウンドに因縁がある。2017年、アストロズとのワールドシリーズ第3戦(ヒューストン)と第7戦(ロサンゼルス)に登板。相手ベンチがゴミ箱を叩いて球種を伝達するサイン盗みをやっていたことも影響したのか、2試合とも早々とKОされた。
このサイン盗みは後にメジャーを揺るがす大問題に発展するが、本拠地での第7戦で不甲斐ない投球をしたダルに対しては地元ファンの怒りが向けられた。降板の際、ブーイングを浴びたのはもちろん、オフになっても29年ぶり(当時)の世界一を逃した戦犯のひとりとして批判がやまなかった。
シーズン終了後、FAになったダルは当初、「この球団でリベンジしたい」などと話し、ドジャース残留をほのめかしていたものの、ビッグマーケットのファンの怒りを買ったこともあって、カブスへの移籍を決断したといわれる。