ドラフト大成功はオリックス、最も残念だった球団は…“流しのブルペン捕手”が徹底採点
20日に行われたドラフト会議。事前に9球団が1位を公言する異例の展開となった中、アマ球界に詳しいスポーツライターの安倍昌彦氏に12球団で最も成功した球団、最も残念な結果に終わった球団を挙げてもらった。
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最もうまくいったのはオリックスでしょう。
■田嶋、村上、由伸
1位の曽谷龍平投手(21=白鴎大)は田嶋大樹をもう一人獲得したようなもの。2位の内藤鵬内野手(18=日本航空石川)は「右打ちの村上宗隆」と言っていいくらいの逸材です。
3位以下も粒揃い。3位の斎藤響介投手(17=盛岡中央)は細身ながら最速152キロの快速球を誇り、山本由伸を彷彿とさせる。4位の杉沢龍(22=東北福祉大)はシブとい打撃ができるリードオフマン候補。5位の日高暖己(18=富島)も球に角度があって芯が強く、楽天の岸孝之のような本格派右腕です。
上位指名選手に絞って解説します。