坂本“成績ダウン&醜聞”でも現状維持6億円の摩訶不思議 巨人の硬直化はロートル優遇で加速するばかり
何かの間違いじゃないかと疑った向きも多かったのではないか。30日、巨人の契約更改が行われ、坂本勇人(33)が年俸6億円で現状維持となった。
今季は打率こそ.286と奮闘したものの、5本塁打、33打点は遊撃のレギュラーに定着した2008年以降、ワースト。09年から昨季まで13年間続いていた2ケタ本塁打記録も途切れ、83試合の出場にとどまった。
坂本は18年オフに5年契約を結んだ。今季はケガもあったとはいえ、成績が成績だ。女性スキャンダルで世間を騒がせ、その後の球団のだんまりもあって巨人のイメージを著しくダウンさせた張本人。それが6億円の現状維持ではボッタクリのようなものである。
同日、エースの菅野智之(33)も契約更改を行い、こちらは6億円から1億円ダウンの年俸5億円。今季は10勝7敗、防御率3.12。年齢を考えれば5億円でも高いくらいだが、これまでの功績に加え、メジャー挑戦を封印した“恩賞”も加味されているに違いない。
さらに中島宏之(40)は200万円ダウンの年俸5000万円。2000安打まで残り77本だが、今季は打率.242。「代打の切り札」と言われながら、代打成功率は.243。切り札と呼べる数字ではない。