坂本“成績ダウン&醜聞”でも現状維持6億円の摩訶不思議 巨人の硬直化はロートル優遇で加速するばかり
ベテラン優遇とも言える巨人の査定。来季はさらにソフトバンクから移籍の松田(39)と広島から出戻りの長野(37)まで加わるから、まるで球界のシルバー人材センターである。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「プロ野球は結果を出してナンボの世界でしょう」とこう言う。
「本来は活躍すれば給料を上げ、ダメな時はきちんと下げるのが筋。個人的に10勝でダウンした菅野は気の毒ですが、ならば打撃のみならず、遊撃守備でも11失策の坂本はなぜ現状維持なのか。ただでさえ伸びしろのないベテランばかりで将来性のある若手の出番は失われ、一貫性のない査定で功労者と名のつく年寄りは優遇される。これでは若手に『やる気を出せ!』と言っても無理ですよ。むしろ、『なんでベテラン連中ばかり……』とモヤモヤしかねない。そうした気持ちを抱えたままでは、プレーに気も乗らず、成長するものもしませんよ」
組織が硬直化して、良いことはひとつもない。