藤浪晋太郎OP戦初登板の“通信簿” 女房役が指摘した変化球より「直球精度」の課題
実戦で初めてバッテリーを組んだ控え捕手のランゲリアーズ(25)は「低めのスプリットは直球と区別がつきにくいので武器になる」と及第点を与えながらも、「90マイル後半(157~159キロ)のまっすぐでストライクを取れるなら、変化球はより生きてくるだろう」と直球の制球を課題として挙げた。
藤浪は滑りやすいメジャー公式球や硬いマウンドに適応し、まずは日本人投手がぶつかる壁を乗りこえた。キャンプ中、藤浪をマンツーマンで指導してきたエマーソン投手コーチは「吸収するのが早く、スポンジのようだ」と今後の進化に期待を寄せたが、課題である直球が安定しないようでは武器とする変化球は宝の持ち腐れ。制球難で球数を費やして早い回で降板を繰り返すことになりかねない。