藤浪晋太郎OP戦初登板の“通信簿” 女房役が指摘した変化球より「直球精度」の課題

公開日: 更新日:

「審判が高めを取ってくれたので、ストライクゾーンは気にならずにうまく投げられた」──。

 日本時間1日のエンゼルス戦にオープン戦初登板したアスレチックス・藤浪晋太郎(28)が収穫を口にした。

 同い年の大谷翔平と投げ合った初マウンドは2回を1安打無失点、3奪三振。「もっと良くしてやろうと欲が出た」という2イニング目は力みから制球を乱して3者連続四球で満塁のピンチを背負ったが、三振と併殺で切り抜けた。

 直球の最速は大谷と同じ158キロをマークし、持ち球のスプリット、スライダーで相手のバットに空を切らせた。日本人ルーキー右腕と対戦した大谷の同僚からは変化球を称賛する声も。一回に空振り三振を喫したラム内野手は地元メディアの取材に「球威があってスプリットも良かった」とし、スライダーに手が出ずに見逃し三振に終わったホワイトフィールド外野手は「変化が大きく、(変化球の)制球が良かった」と印象を口にした。

 大谷にも引けを取らない速球派として印象付けることに成功したが、チーム内からは厳しい指摘も聞こえてきた。

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