夏連覇かかる仙台育英の須江航監督に聞く 昨年Vでプラスになったこと、マイナスになったこと
──東北の学校である仙台育英を率いる上で複雑な思いは。
「複雑な思いはないですけど、甲子園で言えばやっぱり地元の埼玉勢はいつも応援していますね。それ以外にも、関東の代表校とかも気になります。でも、今は25年とすっかり東北の方が住んでいるのが長くなったので、やっぱり東北6県を愛してますね。とても愛しています。東北の人間の気質は素晴らしいと思います。助け合いや協調性の文化が根付いているのだと思いますし、じゃないと去年の優勝であんなに東北の他県の人が自分たちのことのように喜んでくれないです。青森の隅っこに行っても、秋田の隅っこに行っても、あの優勝を本当に喜んでくれていましたからね」
──活躍されると悪い人も寄ってくるのでは。
「そういうのは特にないですね(笑)。そこは自分で判別できてるから」