ドジャース大谷&由伸はパドレスの“クレーマー指揮官”に要注意…韓国開幕戦で手ぐすね
「バットが細工されている」と審判に調査要求の過去
一方、山本もブルペンでは全ての球種を試し、「制球が素晴らしい」とロバーツ監督をうならせる仕上がり。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は13日、山本が韓国で登板する予定だと報じた。開幕カードの相手であるパドレスのマイク・シルト監督は「(両エースの)ダルビッシュとマスグローブは早い時期に登板すると期待している」と、韓国での起用を示唆。開幕戦では、打者大谷とダルの初対戦、日本人右腕による投げ合いも実現しそうだが、パ軍の指揮官が手ぐすね引いているという。
シルト監督はカージナルスの指揮官時代(2018年途中~21年)は、審判へのクレームが多いことで知られた。時には対戦相手に矛先を向けることもあり21年9月のレッズ戦では、相手の主砲カステヤノス(現フィリーズ)に満塁弾を浴びると、「バットが細工されている」と因縁をつけて球審に調査を要求。コルク使用などの不正は見つからなかったものの、カステヤノスはシルト監督の揺さぶりがトラウマになったか、翌年のカージナルス戦では打率.241、0本塁打、3打点と精彩を欠いた。
人件費削減を図るパドレスはオフの補強は松井(前楽天)ら最小限にとどめた。ド軍の巨大戦力とは雲泥の差となっただけに、ライバル球団の指揮官は大谷と山本への揺さぶりを企てているに違いない。