阪神新助っ人の巨漢ドミニカンはあくまで「打てば儲けもの」…メキシコでの本塁打数はアテにならず

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 阪神は25日、新助っ人のラモン・ヘルナンデス内野手(28=右投げ右打ち)と単年契約で合意に達したことを明らかにした。

 今季はメキシカンリーグ「アセレロス・デ・モンクローバ」に所属し、82試合で打率.313、22本塁打。193センチ、102キロの巨漢で、米国ではメジャー、3Aの経験はなく2Aが最高。直近3シーズンはメキシカンリーグでプレーし、今月中旬までは母国ドミニカ共和国のウインターリーグに参加していた。

 メキシコでの3年間は通算.327。一塁、三塁、左翼を守れるという。海外リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「メキシコ北部のモンクローバは600メートルから700メートルと標高が高く、空気が乾燥しているため、打球が飛ぶ打者天国といわれる。今季は打率.313、22本塁打に加え、出塁率.374、OPS.945も立派ですが、チーム打率は.292もありますからね。投手のレベルが高い日本でどこまで数字を残せるかは不透明と言わざるを得ません。選球眼は良くてもメキシコでの本塁打数はアテにならない。本拠地の甲子園は広く、フタを開けてみないと分からないところはあります。阪神はクリーンアップを任せるというより『打ってくれたら儲けもの』というスタンスで獲得したのではないか」

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