JOCや陸連がセクハラ防止声明 女子陸上のユニ露出なぜ多い
「女子陸上選手のユニホームにも原因がある」
そういった声がネット上で多数飛び交っている。
ことの発端は今年8月ごろ、日本陸上競技連盟に、女子選手が被害を訴えたことに遡る。近年、SNSの普及と共に女子アスリートの胸や股間周辺をクローズアップした写真が出回り、中には卑猥な言葉が添えられているケースも散見される。
これを受け、JOCは先月13日、日本スポーツ協会など6団体と、アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止に向けた共同声明を行った。
女子アスリートを性の対象として表現するのは言語道断として、ネット上の意見にうなずける点もなくはない。たしかに、陸上競技の服装は男女で全く異なっているからだ。一体、なぜ女子アスリートだけ、ビキニのようなユニホームを着ているのか。陸連の風間明事務局長に話を聞くとこう言った。
「(女子選手のユニホームの露出は)ファッション性も多少あるんですが、基本的に陸上競技に適した形のため、あのようになっています。機能性を目指しているので、それ(露出)が目的ではありませんよ。男子も1回だけセパレートのものを見たことがあります。(定着しなかったのは)体の構造の違いじゃないでしょうか」