メドベージェワが露選手権欠場“色気”と引き換えに故障誘発
平昌五輪フィギュアスケート女子シングル銀メダルのエフゲニア・メドべージェワ(21)が、今月下旬開幕のロシア選手権を欠場する。
同国メディアによると、11月に新型コロナウイルスに感染し、肺機能が低下したためだという。
メドベージェワは平昌五輪以降、度重なる故障に加え、若手の台頭もあって結果を残せていない。ここ数年は苦しいシーズンを送っているが、その代わりというか、大人の色気が増したともっぱらだ。
男子スケーターの間でも、メドベージェワの変貌ぶりには驚きの声が上がっている。羽生のライバルで、平昌五輪男子シングル銅メダルのハビエル・フェルナンデス(29=スペイン)は、母国メディアのインタビューで「彼女がシニアデビューした頃(2015―16年シーズン)に比べたら、演技に大人の女性としての雰囲気を醸し出してきた。以前は少女の面影を残していたが、今はまるで別人のようだ」と、話した。
メドベージェワはもともと、太りにくい体質のため、スタミナに不安を抱えていた。平昌後は筋力を増強し、あえて増量にも努めたという。
シニアデビュー時と比べて色気が増したのは、体が丸みを帯びて女性らしい体形になったことも要因のひとつだろう。
体重に比例するように故障リスクは増す。ロシアを代表する美女スケーターは女性の魅力と引き換えにフィジカルに不安を抱えてしまったようだ。