政治とカネ
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自民はやっぱり反省ゼロ!「衆院政治改革特別委員会」ついに初開催も…野党も呆れるグダグダぶり
「政治家の言い訳を二度とさせない」「法令順守の意識の徹底が必要」――。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて設置された「衆院政治改革特別委員会」が26日、初めて開催された。今国会の焦点の一つでもある政治資金規正法改正につ...
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島根1区補選の争点は「政治とカネ」だけじゃない…深刻な過疎化で揺れる有権者【現地ルポ】
長年の自民党王国で、島根は栄えたのだろうか? 与野党一騎打ちの衆院島根1区補欠選挙(28日投開票)。自民党の錦織功政候補が裏金問題などで劣勢を強いられ、立憲民主党の亀井亜紀子候補が最終盤になっても優勢だ。しかし、争点は「政治...
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【東京佐川急便事件】異聞(248)聴取したとする竹下派の政治家37人全員が金丸からの寄付を否定
東京地検特捜部は、金丸信の金庫番秘書の生原正久の供述などから、金丸が東京佐川元社長の渡辺広康からの5億円闇献金を竹下派所属議員らに配布したのは、金丸が渡辺から現金を受け取った1990年の1月中旬から総選挙投票前の2月中旬ころまでの間...
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何度も言うが下野しかないのだ 脱法政党が裏金規正法案を出す噴飯と倒錯
もう分かり切ったことだが、火の玉はハナから火がついていなかった。自民党の裏金事件を受け、岸田首相は「国民の信頼回復に向け、火の玉となって先頭に立つ」と意気込んだものだが、見事に掛け声倒れ。それがハッキリしたのは政治資金規正法改正の自...
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衆院補選「島根1区」現地ルポ 記者が身をもって感じた60年超に及ぶ鉄壁の保守地盤
それでもまだ、熱烈に支持するのか──。 与野党一騎打ちの衆院島根1区補欠選挙(28日投開票)は、細田博之前衆院議長の死去によるもの。1996年の小選挙区制導入以降、昨年11月に鬼籍に入るまで30年近く議席を守り続けた。中選挙...
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【東京佐川急便事件】異聞(247)現立憲民主党幹事長の岡田克也、元首相の鳩山由紀夫らも聴取
金丸信の5億円闇献金の使途解明捜査で東京地検特捜部が取り調べ対象にしたのは、1990年2月18日の総選挙に竹下派から立候補した85人のうちの37人だった。 東京地検特捜部検事の大野恒太郎が作成した捜査報告書(92年12月22...
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「政権交代望む」が急増で自民下野に現実味 政権交代前夜の興奮
本人も「こんなはずじゃなかった」と大慌てになっているのではないか。9年ぶりの「国賓待遇」で米国を訪問した岸田首相のことだ。 日米首脳会談や日米比首脳会談などのスケジュールを次々とこなし、米議会演説や晩餐会ではジョークを交えた...
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世襲批判も裏金事件もどこ吹く風…自民・二階俊博氏「三男」に出馬要請した和歌山県町村会に賛否
世襲批判も裏金事件も関係ねぇ!――そんな会話が地元から聞こえてきそうだ。 「政界50億円プレーヤー」と揶揄される自民党の二階俊博元幹事長(85)が不出馬を表明した次期衆院選の新・和歌山2区の候補者について、和歌山県町村会が23...
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岸田自民「政治資金規正法」改正案は“抜け穴”だらけのザル…専門家「悪質な論点ずらし」とバッサリ
自民党は組織的な裏金事件をみじんも反省していない。26日に初開催される衆院政治改革特別委員会が迫る中、「ザル法」と呼ばれる政治資金規正法改正をめぐる独自案を23日、ようやく取りまとめた。これで主要各党の案が出そろった形だが、自民案は...
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【東京佐川急便事件】異聞(246)受領や使途でいろんなケースを想定し取り調べの留意点を列挙
東京地検特捜部が金丸信の5億円闇献金の使途捜査に際して作成した政治家尋問マニュアルの話を続ける。故意や資金の帰属の認識が犯罪成立に深くかかわる政治資金規正法。マニュアルは法律の素人にはわかりにくい領域の話に踏み込む。少し専門的になる...
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自民裏金議員は収支報告書の「訂正」も悪質だった…NPOの詳細調査で判明した“タチ悪”議員の名前
安倍派を中心とした自民党派閥パーティーを巡る裏金事件。悪質な裏金処理をしていた議員らはその訂正も悪質だった。 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」が、2018年からの5年間に裏金化していたことが判明している国会議員(元職...
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【東京佐川急便事件】異聞(245)政治家の事情聴取には日本経済新聞も使われた
そして、東京地検特捜部が応援検事たちのために作成したマニュアルはいよいよ「事情聴取の内容」、つまり、尋問の要点に触れる。重要ポイントには下線が引かれた(太字は引用)。 1 前提事項 政治家としての簡単な経歴 自民...
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元自治省選挙部長の弁護士が看破する「政治とカネ」の問題点「お金かけ過ぎている」
自民党の裏金事件で露呈した政治資金の不透明な扱い。何千万や何億円ものカネがなぜ裏金化されていたのかという疑問に対し、「政治にはお金がかかる」という解説もあったが、本当なのか。折しも衆院3補選(28日投開票)の真っただ中。政治資金規正...
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「子育て支援」詐欺に国民の怒り 最大の少子化対策は自民党政権の退陣だ
問題だらけの「少子化対策法案」が、19日衆院を通過した。参院審議を経て、この国会で成立する見通しだ。法案の肝は、少子化対策の財源確保のために、医療保険料に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金」の創設である。しかし、こんな詐欺のよ...
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【東京佐川急便事件】異聞(244)呼び出しを拒む政治家をどう説得するかも細かく手引き
金丸信の5億円配布先捜査をめぐる特捜部の〈秘〉印の取り調べマニュアルの話を続ける。 政治家の呼び出しの方法に続き、マニュアルは、任意聴取ゆえに呼び出しを拒否する議員が現れた場合、どう説得するかについて、以下のように記している...
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杉田水脈議員が“裏金”で通っていたスナックのママを直撃!赤旗に宛名ナシ領収書スッパ抜かれた
自民党安倍派の杉田水脈衆院議員(中国比例ブロック)に新たな疑惑だ。派閥からの裏金額は5年間で計1564万円。現職では12番目に多く、「役職停止6カ月」の処分を受けたが、裏金の訂正内容はデタラメだ。 1月末に代表を務める資金管...
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岸田自民「政治とカネ」改革はヤル気ゼロ! 政活費の見直しは先送りと朝日新聞が連日報道
「火の玉になる」「先頭に立って信頼回復に努める」――この言葉は一体何だったのか。 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、党総裁の岸田文雄首相(66)は国会や会見で度々、こう声を張り上げていたが、案の定、「カラ手形」だ...
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なんで政治家は脱税で捕まらないの? 政治資金規正法、もっと厳しくしろよ。
「税法では、公益活動をすることが『確実なもの』は非課税としている。つまり政治活動は公益活動だというのが現在のきまりです。政治家個人の利益のための活動ではない。」(三木義一・元政府税制調査会専門家委員会委員・元青山学院大学学長) ...
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【東京佐川急便事件】異聞(243)応援検事のために政治家取り調べマニュアルが作成された
金丸信が東京佐川元社長の渡辺広康から受け取った5億円闇献金が1990年2月の総選挙に竹下派から立候補した議員ら六十数人に配られた、とされる政治資金疑惑。 92年11月から12月にかけ、東京地検特捜部は現職、落選を含め多数の政...
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【東京佐川急便事件】異聞(242)落選候補に続き当選1,2回生23名の取り調べに乗り出す特捜部
1992年12月2日に開かれた最高検の「佐川事件会議」。会議メモによると、金丸信の金庫番秘書、生原正久の国会証人喚問前の再聴取の要否の検討に続き、5億円の使途をめぐる告発事件の捜査状況と処理見込みについて、東京地検特捜部から報告が行...
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がっくりの塩谷立氏に《男だろ!》の声…裏金問題の再審査請求却下で「離党or除名」選挙も弱い
「男だろ!」 駒澤大学陸上競技部が2021年の箱根駅伝で優勝した際、当時の大八木弘明総監督(65=現同大フェロー)が伴奏車から選手に向かってこう檄を飛ばす姿が有名になった。 「ジェンダーレス時代にそぐわない」などと物議を...
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【東京佐川急便事件】異聞(241)一転、議員聴取に方針転換し落選議員らをまず取り調べ
5億円闇献金の使途をめぐり政治資金規正法違反などで告発された金丸信らについて、不起訴の方向で作成されたとみられる東京地検特捜部の捜査メモ「2段階処理の理由」(1992年11月2日)。そこには被告発人である「氏名不詳の竹下派所属議員六...
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止まらない円安インフレと武器調達コスト拡大の悪循環
岸田首相は実態解明をしないまま、裏金議員の“処分”を実行し、自らはおとがめなしである。客観的基準がない内輪の大甘処分をやりながら「国民に判断してもらう」とのたまった。支持率10%台なのに解散をチラつかせ、脅しをかけている。 ...
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【東京佐川急便事件】異聞(240)検察は金丸本人聴取の前に不起訴に傾いていた
金丸信が東京佐川元社長の渡辺広康から受け取った5億円闇献金の使途をめぐる捜査で、東京地検特捜部は1992年11月7日、金丸本人を取り調べた(太字は捜査記録から引用)。 金丸は「渡辺(広康)から寄付された5億円は、自分から生原...
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自民裏金議員が国会で野党に激しいヤジを…《本気で反省?》と国民怒り
「かなり具体的な案を持っている」 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、自民党の茂木敏充幹事長(68)が13日、今後の焦点となっている政治資金規正法の改正について意欲を見せた。 同党は近く、改正法案につい...
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小池“女帝”も絶体絶命だろう この際、政界から悪人の一掃が必要
これは衝撃的だ。小池都知事の「学歴詐称疑惑」が再燃している。 震源地は「文芸春秋」(10日発売)に掲載された手記「小池百合子都知事 元側近の爆弾告発『私は学歴詐称工作に加担してしまった』」だ。 告発したのは、環境省の...
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【東京佐川急便事件】異聞(239)配布先議員の名前特定のため、金庫番秘書を改めて9回聴取
東京地検特捜部が1992年10月27日に作成した「金丸ら告発事件捜査中間報告」は、金丸信の金庫番秘書だった生原正久の再聴取の結果を次のようにまとめている(太字部分は引用)。 特捜部が事件のキーマンとする生原は、立件のポイント...
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塩谷立氏の再審請求は“岸田下ろし”の号砲か…「総裁の道義的・政治的責任も問われるべき」と異例の猛批判
「恨み節」か「自業自得」か。それとも党崩壊につながる「蟻の一穴」となるのか。国賓待遇で訪米中の岸田文雄首相(66)も落ち着かないだろう。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、「離党勧告」処分となった安倍派(清和政策研究会)の...
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【東京佐川急便事件】異聞(238)検察同様、苦悩していた国税庁。その動きを示した極秘メモを公開
同じころ、国税当局も金丸信の5億円闇献金の税務処理について頭を痛めていた。東京地検特捜部の捜査記録の中に、「極秘」の印が押された国税当局のメモがあった。検察の5億円使途解明捜査当時に、検察との打ち合わせのため作られたとみられる。この...
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自民・茂木幹事長が“処分対象外”の裏金議員に「厳重注意」…極甘の一件落着に納得するのはダレ
まさか「これにて一件落着」となるのではあるまいな。 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、茂木敏充幹事長(68)が処分対象となった政治資金収支報告書への不記載額500万円未満だった議員45人について個別に「厳重注意...