菅前首相が岸田首相を「裏金事件の責任に触れていない」と痛烈批判も…SNS《おまいう》の案の定
《フィクサー・スガーリンがついに動き始めた!》といった受け止めがある一方で、《いやいや、所詮は同じ穴の狢でしょ》との冷めた見方も少なくない。自民党の菅義偉前首相(75)が23日の文藝春秋のオンライン番組で、9月に予定される党総裁選について言及。複数候補の出馬が不可欠との見方を示しつつ、岸田首相交代の可能性に踏み込んだからだ。
菅氏は岸田首相の政権運営について「(派閥裏金事件の)責任を取らなかった」と批判。次期衆院選についても「与党で過半数を割るような雰囲気がある」と危機感をあらわにした上で、「首相は(裏金事件への)責任に触れずに来ている。そのことへの不信感は結構多い」と指摘した。
■自民党が立ち上げた政治刷新本部の最高顧問は菅氏
岸田首相は裏金事件の責任を取っていない――。その通りだが、であるなら菅氏はなぜ、国会開会中に岸田首相に責任を取るよう強く求めなかったのか。裏金事件を受けて自民党が立ち上げた政治刷新本部の最高顧問は他ならぬ菅氏だ。改正法案が可決、成立する前に最高顧問として「ザル法」審議に対して岸田首相に苦言を呈するべきだ。