睡眠
-
寝具製作技能士・大郷卓也氏が教える「体がよろこぶ寝姿勢がつくれれば朝までぐっすり」
起きたときに「肩が痛い」「腰が痛い」というのは、長時間ずっと同じ姿勢で眠っているために起こる。 「気持ちよい朝を迎えるためには、体がよろこぶ“寝姿勢”が大切です」 こう話すのは、国家資格「寝具製作技能士」で、富山県で創...
-
最新統計データでわかった「睡眠の意外な事実」 医療情報学教授が分析
経済協力開発機構(OECD)の統計によれば、2019年の日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、先進国の中で最下位レベルだったそうです。しかし「自分はそんなに長く寝ていない」という声も聞こえてきそうです。とくに現役世代で、7時間以上寝...
-
「睡眠薬」の現在…ベンゾジアゼピン系から新タイプへの切り替えが進んでいる
年を重ねると、若い頃よりも睡眠の質が低下していく。いわゆる「浅い睡眠」が増えて、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚める中途覚醒が多くなる。必要な睡眠時間は加齢に伴い減ってくるため、若い頃と同じように眠れないからといって睡眠薬を...
-
東京五輪柔道金メダル ウルフ・アロンが大学時代から続ける90分間の仮眠の効用
普段から寝つきはそんなに良い方じゃないと思います。試合が控えているときは眠れないときもあります。2021年の東京五輪前は、過度の緊張でなかなか寝つけない日もありました。 一時期、睡眠サポート用のアミノ酸が含まれたサプリメント...
-
「良質な睡眠を得るための食べ方」時間栄養学の第一人者・柴田重信氏が語る
いつ、何を食べるかによって睡眠の質は変わる──。こう言うのは日本の時間栄養学の第一人者で早稲田大学先進理工学部の柴田重信教授だ。2017年のノーベル生理学・医学賞受賞で話題となった体内時計をつかさどる時計遺伝子のメカニズム。地球上の...
-
ダービージョッキー藤田伸二さんはなぜ、睡眠導入剤に頼らなくてはいけなくなったのか
JRA(日本中央競馬会)所属の騎手に騎乗予定があるときは競馬場の調整ルームに泊まる。俺が騎手になったばかりの頃(1991年)は前日の正午までに入室しなければならなかった。午後3時、4時、6時と緩和され、今では9時までに入ればOK。遅...
-
柳沢先生!教えて!睡眠で知りたいこと全部聞いた(後編)「寝酒をするくらいなら睡眠薬を」
──睡眠薬の飲み方についても教えてください。今3タイプあるんですよね? 不安を和らげ、眠りをもたらす脳内物質GABAの働きを強める薬、脳を夜モードにするメラトニン受容体に作動する薬、覚醒に必要な脳内物質オレキシンの働きを抑制する薬。...
-
安打製造機・内川聖一さんが語る睡眠 30歳を過ぎた頃に気付いた「思考の転換、自己暗示」
今季限りでプロ野球人生にひと区切りをつけました。 2000年のドラフト1位で横浜(現・横浜DeNA)に入団し、ソフトバンク、ヤクルトを渡り歩いた現役生活は22年。その間、7度のリーグ優勝、8度の日本一を経験させていただきまし...
-
柳沢先生!教えて!睡眠で知りたいこと全部聞いた(前編)「日本人は世界で一番睡眠不足」
──よく眠れる人と眠れない人がいるのは不公平に思います。なぜ、こんな差があるのでしょうか? よく眠れたか、眠れないかは主観的な判断なんです。極端に言うと気にしているか、気にしていないか。睡眠に強いこだわりを持ってしまうと、誰...
-
漢方と鍼灸で健やかな眠りをつくる「まず心が眠り、ついで身体が眠る」
私たちが睡眠を取る目的は、心と体を休めてリフレッシュすることです。実際に昼間の活動力はその睡眠に支えられていると言っても過言ではありません。 東洋医学の古典には、「まず心が眠り、ついで身体が眠る」という考えがあります。眠るた...
-
「睡眠」の謎が解ければ人類と医療の未来が変わる 世界的な研究者に聞く
日本人は睡眠不足で知られる。平均睡眠時間は7時間22分間。OECD加盟国では最低レベルで、平均値よりも1時間も短い。睡眠不足は認知症はじめ、万病のもととされるだけに大問題だが、希望もある。日本には筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(...
-
不眠に効く漢方薬はあるのか? 3つのタイプ別に処方される
誰しも「眠ろうとしても眠れない」「もう少し眠っていたい」「もっとぐっすりと眠りたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。眠りに不満があっても、通常は数日から数週間のうちにまた普通に眠れるようになるものですが、それが長期間続いたり...
-
ワーケーションが睡眠中の自律神経を整えて動脈硬化を抑える 日本人研究者が初めて証明
ワーケーションという言葉をご存じか? ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で、リゾート地などで休みを取りつつリモートワークをする働き方をいう。テレワークと混同されがちだが、会社から決められた場所でのみ業務が認められ...
-
睡眠時間が乳がんの危険度に関係 メラトニン分泌の減少が原因か
睡眠が、日本人の死因第1位であるがんに影響を与えることを示唆する研究が発表されている。国際医療福祉大学熱海病院臨床検査部の〆谷直人部長に聞いた。 ◇ ◇ ◇ 「2008年にBritish Journal of Ca...
-
睡眠をなるべく妨げないお酒の飲み方とは? 睡眠外来の作業療法士に聞いた
なかなか眠れないから、寝る前にお酒を飲んでいる──。そんな人は少なくないだろう。アルコールが睡眠の質を低下させることは知られている。できるなら、飲まないほうが熟睡できる。しかし、それでもやっぱりお酒を飲みたい、あるいは飲まなければな...
-
「睡眠時無呼吸症候群」重症と診断されCPAP治療を5年継続…50代記者の現在
「夢の中で呼吸の仕方がわからなくなって、苦しくて『プハーッ!』と目が覚めることが近ごろよくあるんだけど……」「うるさいくらい大きないびきをかいていたのに、急にやんだと思ったら息をしていなかった……そう家族から指摘された」──。最近、周...
-
睡眠不足はアルツハイマー病の原因物質を脳に蓄積させる
質の悪い睡眠は、認知症のリスクを上げることが研究で明らかになっています。 経済協力開発機構(OECD)の2021年版調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、加盟国30カ国のうち最下位。厚労省が今年1月に公表したデ...
-
気分が最も落ち込むのは「23時」…「11PMシンドローム」に要注意!
長期化するコロナ禍で心の不調を訴える現代人が増えている中、注目すべき調査結果が発表された。一見すると何のつながりもなさそうな腸と心の関係が明らかになった、その調査とは……。 ■腸とメンタルヘルスの関係が明らかになった! ...
-
「睡眠負債」があるのなら「睡眠貯蓄」も存在するのか?
【Q】「睡眠負債」があるなら「睡眠貯蓄」「睡眠一括返済」はできますか? 【A】人間が毎日眠るのは、睡眠中に心と体の修復や記憶の整理をするからです。例えば、体は眠っている間に成長ホルモンを分泌し疲れをとり、傷んだ部分を修復します。...
-
睡眠時間が足りていない人は「高血圧」になりやすい 1時間減でリスクは37%増える
高血圧症は生活習慣病の中で患者と予備群が最も多く、日本における患者数は約4300万人と推計されている。日本高血圧学会では「収縮期血圧140㎜Hg以上/拡張期血圧90㎜Hg以上」を高血圧症と定めていて、脳卒中や心筋梗塞といった脳・心臓...
-
ぐっすり眠れない…すぐできる睡眠の質を向上させる4つのポイント
作業療法士の菅原洋平氏は国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事していた経歴から、現在、クリニックの睡眠外来で、脳や生体リズムにアプローチした睡眠の質を高める方法を指導している。ポイントを聞いた。 マットレスなどを扱う「エ...
-
睡眠不足は歯周病のリスクをアップさせる…免疫力低下が関係
近年、睡眠はさまざまな病気と関係していることがわかっている。睡眠不足になると、がん、心臓病、糖尿病、認知症、うつ病などのリスクが高くなると報告されていて、さらには「歯周病」にもかかりやすくなるという。日本歯周病学会認定医・専門医で「...
-
秋の夜長にぐっすり眠るには…照明を消して「光」を管理する
秋も深まって寝苦しさから解放され、ぐっすり眠りたいと思っているのになかなか寝付けないうえ、朝もすっきり起きられない……。そんな悩みを抱えている人は「光」を意識したほうがいい。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏に詳しく聞いた。 ...
-
睡眠前15分! 寝つきが良くなりぐっすり眠れるようになる簡単リラックス法
睡眠の質を高めるには、規則正しい生活や運動習慣、夜にはスマホやパソコンを見ない、朝、太陽の光を浴びるなどさまざまな方法がある。さらに加えたいのは、15分ほどでできる「筋弛緩法」だ。不眠症患者にこの方法を指導する東京家政大学人文学部心...
-
夜が長い秋にぐっすり眠るためには…「布団乾燥機」を活用する 医師が解説
長く続いた酷暑が終わり、寝苦しい夜が少なくなってきた。日照時間が短くなる秋は、本能的に睡眠時間が長くなる。だからこそ、しっかり眠ることが大切になる。夏に蓄積した疲れをリセットするためにも質の高い睡眠をとる必要がある。その大きな助けに...
-
お年寄りが早寝早起きになるのはなぜ? 基礎代謝の低下と関係
【Q】定年になったらゆっくり寝たい、と思っていたのですが、朝早くに目が覚めます。仕方がないので、早朝散歩するようにしています。最近は長く起きているせいか、夜早く寝るようになってしまい、楽しみにしていたテレビドラマに集中できなくなりまし...
-
なぜ鍼灸治療は不眠症に効くのか? 心と体を「中庸」に戻す
眠ろうとしてもどうしても眠れない。そんな不眠体験を誰しもが持っているのではないでしょうか? 通常は数日から数週間のうちに改善されますが、時には1カ月以上にわたって続くこともあり、そんな場合を一般的に不眠症と定義されています。 ...
-
夜ぐっすり眠りたい人に…ティッシュに数滴のアロマオイル
夜、ぐっすり眠れない。疲れ気味……。そんな人は、植物から採取した精油、アロマオイルを生活に取り入れてみてはどうだろう。 「看護師や助産師を目指す学生たちが、ボランティアで産後のお母さんや患者さんにアロマオイルを使ったトリートメ...
-
寝苦しい梅雨でもぐっすり眠るために意識したい「3つのポイント」
長雨の季節が間近に迫っている。今年は九州北部から関東甲信では6月上旬に梅雨入りするとみられている。湿気が多くジメジメした気候は睡眠の質を低下させ、寝つきの悪さや寝苦しさといったトラブルが増える。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身...
-
認知症、不眠、抑うつ状態… 「漢方薬」が効く意外な病気
現在、日本で承認されている漢方薬は294処方、保険適用のものが148処方。その中には、「そういう病気にも効くの?」という意外なものもある。特に知っておきたい認知症、不眠、抑うつ状態に効く漢方薬を挙げよう。 ■認知症 認...