目・耳・鼻
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イヤホン難聴でインスリン注射に、耳の治療で血糖値が急上昇…糖尿病とその予備軍は要注意
街中でイヤホン姿の人を見ることが多くなった。「ストレス解消で好きな音楽を聴くため」「動画やテレビの配信を見るため」「スマホでの会話のため」など理由はさまざま。問題は、そのせいで「難聴」になる人が増えていて、その治療のために糖尿病が悪...
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白内障手術失敗体験談(5)「月に数件、同じような患者が運ばれてくる」
「私には手に負えない」と、白内障手術を途中で放り出した眼科医院は、救急車は呼ばなかったものの、さすがに移送先の大手総合病院の予約はとっていました。右目にガーゼを当てながらタクシーで大手総合病院に到着すると再び眼底検査などがあり、「まず...
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子供の病気かと思ったら…「大人の中耳炎」には背後に深刻な病気が隠れている危険が
耳が詰まっている感じがして聞こえにくい--。発熱や痛みがないなら「滲出性中耳炎」の可能性が考えられる。中耳炎といえば子供の病気だと思われがちだが、大人が発症した場合、背後に深刻な病気が隠れているケースもあるという。「妙典さいとう耳鼻...
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白内障手術失敗体験談(4)搬送直前に1万3520円を請求された
白内障手術の失敗のリカバリーのため大手総合病院へ緊急搬送された私の右目はどのようなことになっていたのか。水晶体はカメラのレンズの役目があります。水晶体が失われることによってピント調整ができず、目の前にすりガラスを置かれたような状況で...
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白内障手術失敗体験談(3)15分の予定が60分たっても終わらず…
初診日から20日経過した9月26日手術当日。午前9時半までに病院に入って簡単な検査を済ませ、2階の個室で手術開始予定の13時まで静かに待ちました。緊張しているのか何回もトイレに行き、予定より30分ほど過ぎて手術が始まりました。この日...
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白内障手術失敗体験談(2)初診で手術日が決定…前妻は「簡単に決めて大丈夫?」
眼科を初めて受診したのは昨年9月6日のこと。異変を感じて3カ月が経過していました。 視力、眼圧などの検査に始まり、散瞳(瞳孔を開く)の目薬をして、網膜の状態を調べる眼底検査や水晶体の濁りの状態を調べる細隙灯顕微鏡検査などを受...
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白内障手術失敗体験談(1)院長が大きな写真付きで紹介されていて肩書も好印象だった
日本では白内障手術は1年間で150万件以上行われ、高齢化と共にその数は増える一方だ。手術機器の進化と精度の向上により、比較的安全な手術と言われる。しかし、失敗例も少なくない。今回は白内障手術でとんでもない不運に見舞われた70代男性の...
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「補聴器」が寿命を延ばす? ランセットの姉妹誌で研究報告
健康診断では必ず聴力検査を行います。これは聴力の低下がコミュニケーションに影響を与えることや、仕事の騒音などが聴力の低下に結び付くことがあるからです。 耳の聞こえの悪くなる大きな原因は加齢です。ただ、多くの人は年齢を重ねて「...
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疑似運転体験で「緑内障」による交通事故ゼロを目指す パリミキとホンダがコラボ
休日は家族や妻、恋人とドライブを楽しむ。そんな中高年も多いはずだ。ハンドルを握れば人気のレジャースポットはもちろん、自然と戯れる環境に身を置くことができる。ドライブは休日の楽しみ方の王道だ。 そんな中高年が忘れがちなのが、加...
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「正月の眼精疲労」には5つの原因がある…あなたはどのタイプ?
年末年始は、オールナイトでテレビを観たり、朝からお笑い特番を“ハシゴ”して、目を酷使し続けている人も多いのではないか。さすがに目が疲れて痛い、肩が凝る、調子が悪い……という人もいるだろう。ひと口に「目の疲れ」といっても、その原因には...
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「コンタクトレンズ」を使うならかかりつけ医が必要な3つの理由
コンタクトレンズ(以下CL)の全国の使用者数は推定1500万~2000万人。国民の約10人に1人が装着している計算だ。近年は視力補正のためだけでなく、カラーCLや黒目を大きく見せるサークルレンズなどがおしゃれアイテムとして人気になっ...
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糖尿病治療で血糖値が大幅に下がると「遠視」になるのか?
糖尿病患者には一時的な視力変化がみられることが知られている。血糖が上昇しているときは近視となり、血糖が下がると遠視の状態になるという。 ある報告では糖尿病と診断されて5年が経過した50代男性が、教育入院で食事療法と運動療法を...
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良い遠近両用眼鏡を得るための3つの条件 パリミキのスーパーバイザー語る
労働団体の連合が集計した今年のボーナスの平均額は73万8017円。まとまった金額を手に使い道に迷っている人も多いのではないか。ならば、年々酷使され続ける「目」に投資してはどうか。とくに老眼が進む中高年サラリーマンは、ピントの合った遠...
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花粉症とドライアイの併発はどちらの症状も悪化させる…「アレルサーチ」で判明
年が明けて1月に入ると、花粉症シーズンに向けて対策を始める人も少なくない。花粉症では目の「かゆみ」や「しょぼしょぼする」といった症状に悩まされる人が多い。今年10月、順天堂大学が行った研究で、花粉症がある人のうち約半数は「ドライアイ...
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老眼鏡を使いたくない人は必見!「老眼治療」はここまで進歩している
「老眼鏡をつけたり外したりするのが煩わしい」「老眼鏡が合わなくて、頭痛や眼精疲労が起こる」「買って何年も経っていないのに、老眼鏡が合わなくなってきた」「年寄りっぽく思えて、ただただ老眼鏡をかけるのが嫌」。老眼鏡に対する悩みや不満を持っ...
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失明予防に光明 将来の視力障害リスクを予測するAIを東京医科歯科大学大学院の研究グループが開発
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科分野の大野京子教授と同大学院のYining Wangの研究グループは、失明リスクのある「強度近視」の患者の将来の視力低下や視力障害リスクを高い精度で予測する方法を人工知能(AI)によって開発...
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失明や死亡報告も…米国で市販の目薬による感染症が拡大のナゼ?
先週末、米国眼科学会がサンフランシスコで開催された。同学会会員で「自由が丘清澤眼科」の清澤源弘院長に届いた学会からの案内メールでは、米国内で市販の点眼薬による死亡事故が起きていて、世界の眼科医に警告が発せられているという。 ...
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流行性角結膜炎ってどんな病気? 全国の学校で感染症が大流行
解熱剤や咳止めといった風邪症状の病気に欠かせない薬が品切れだという。季節外れのインフルエンザに加え、新型コロナやその他の風邪症状を引き起こす感染症の患者が増えているためだ。街中で咳き込む人やマスクをする人が目立ち、休校や学級閉鎖に追...
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見慣れた家の中が違う世界に…女優・柏木由紀子さん原因不明の眼病を振り返る
今年6月にブログで公表してから「何という病名ですか?」「どこの病院で診てもらったんですか?」といった問い合わせを多くいただいて、同じような症状に悩んでいる方が多いことを痛感しました。 「滑車神経麻痺」という目の病気です。今年の...
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「急性緑内障発作」は激しい頭痛や吐き気がサイン…一晩で失明する危険も
日本人の中途失明の原因の第1位として知られている「緑内障」は、通常、10~20年かけてゆっくり進行する。しかし、中には突然発症する「急性緑内障発作」というタイプがある。日本医科大学眼科学准教授の中元兼二氏に詳しく聞いた。 通...
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斜視で近視だった女優の寺田有希さん「手術で世界が変わった」
「あなたの目は厄介な目ですね」と、ずっと言われ続けていました。まさかその厄介な目でクリアな世界が見えるようになるなんて、まったく思っていなかったんですけど、2016年、ICLという手術をして裸眼で生活できるようになりました。 ...
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【聴力検査】「ヘッドホン難聴」を甘く見てはいけない…若者に増加中
聴力検査を知らない人はいないでしょう。防音が施された個室に入ってヘッドホンを装着し、それぞれ左右から音が聞こえたらボタンを押すという、例の簡単な検査です。 出てくる音は、低音域(1000ヘルツ)と高音域(4000ヘルツ)の2...
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鼻から新幹線が…俳優の神木優さんが慢性副鼻腔炎の手術を振り返る
5年ほど前、「慢性副鼻腔炎」の手術をしました。「いやぁ、鼻ってこんなに空気が通るんだな」って、あまりにも衝撃的だったので、その感動を絵にしたら、鼻から新幹線が出てくる絵になりました(笑)。今でも保管しています。 物心ついた頃...
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最近、目が乾いてゴロゴロする…東洋医学における対策は?
目も夏バテすることをご存じでしょうか。一般的にドライアイと呼ばれる症状ですが、夏は普段の原因に加え、紫外線、エアコンなどによる目の負担が増大します。昨今はハンディーファンの使用によるドライアイも増えてきているようです。 ドラ...
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【眼底検査】失明につながる目の病気の発見に欠かせない
失明するような病気が心配な人には「眼底検査」があります。目の奥の「網膜」と呼ばれる部分を撮影して、目の病気をスクリーニングする検査です。 職場健診や特定健診の必須項目ではありませんが、ある程度以上の年齢を対象に実施している会...
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年間1万6300人超ペース「梅毒」が引き起こす「目」の病気…視力障害の引き金に
相変わらず梅毒感染が止まらない。国立感染症研究所が8月29日に発表した感染症発生動向調査週報速報33週(8月14~20日)によると、報告された梅毒の新規感染件数は168件、年初からの累計は9482件となった。前年同期の累計は7525...
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【視力検査】健診では一部しか受けられない…重大な眼病の発見には不向き
視力検査なんて今さら、という声が聞こえてきそうですが、健診でわれわれが受けているのは、視力検査の一部に過ぎません。 健診で行うのは「裸眼または矯正」「遠方」「片眼」検査です。メガネやコンタクトレンズをつけている人は、普通は矯...
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いないはずの人が見える…「幻視」の背後に潜む「目の病気」
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」──。幽霊かと思ってこわごわのぞいてみたら、じつは枯れたすすきだったということから転じて、物事を恐れながら見ていると、実際とはかけ離れたとんでもないものに見えてしまうという意味でよく使われる。見間違いなら、...
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鼻水の「色」によって抗生物質を使うのは誤り? 米国医師会雑誌が報告
風邪症状が長引く原因のひとつが副鼻腔炎、いわゆる「蓄膿(ちくのう)症」です。鼻の奥の副鼻腔と呼ばれる空洞に細菌などが増殖して炎症を起こし、膿(うみ)がたまるのです。 蓄膿は鼻詰まりや頭痛の原因になりますし、喉の奥に流れ込んだ...
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夏の紫外線は目のリスクがいっぱい! 白内障、翼状片、瞼裂斑…大人も子供も対策が大切
関東甲信越並びに東北地方の梅雨明けが7月22日に発表され、強い日差しにさらされる本格的な夏がやってきた。それは日差しによる目のトラブルが増える季節の到来でもある。改めて日差しと目の病気について自由が丘清澤眼科(東京・目黒区)の清澤源...