流行性角結膜炎ってどんな病気? 全国の学校で感染症が大流行

公開日: 更新日:

 解熱剤や咳止めといった風邪症状の病気に欠かせない薬が品切れだという。季節外れのインフルエンザに加え、新型コロナやその他の風邪症状を引き起こす感染症の患者が増えているためだ。街中で咳き込む人やマスクをする人が目立ち、休校や学級閉鎖に追い込まれている学校も少なくない。実際、厚労省発表の「インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)」2023/24シーズン第6報(2023年10月9~15日)によると、全国のこの間の欠席者数は2万6147人。前週の3万1301人よりも減ったとはいえ、風邪症状のある感染症に苦しむ人は多いようだ。

 そんななか、じわじわと患者数を増やしているのが、“はやり目”と呼ばれる「流行性角結膜炎」という目の病気だ。どんな病気なのか? 自由が丘清澤眼科(東京都目黒区)の清澤源弘院長に話を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

「この病気は、アデノウイルスと呼ばれる風邪ウイルスによって引き起こされる感染症で、風邪と同じような症状が出ることが知られています。年中感染者がいますが、多いのは夏で、いまは季節外れの流行と言っていいでしょう。症状は目の赤み、かゆみや痛み、まぶしさ、目ヤニ、涙などが現れます。まれに黒目が濁って視力が落ちることがあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…