目・耳・鼻
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補聴器で会話が聞こえるようになったら新しいことを始めたくなった
70代後半の女性のお客さまがいらっしゃいました。長年の趣味が、麻雀。ところが、近ごろはそこでの会話が聞こえづらくなり、行きたくないと思うことも増え、一時は落ち込んでいらっしゃったそうです。ある時、このままじゃだめだと思い立ち、当社に...
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滝沢馬琴のメガネは1両1分 細かい手仕事をする職人に人気だった
メガネは宣教師から有力大名への献上品として日本に入ってきましたが、江戸時代初期には相当数が輸入され、広く普及していたであろうことをお話ししました。では、それはどのように使われていたのでしょうか? それを示すのが当時の庶民らの暮らしな...
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正月休み明けの「疲れ目」解消法…目の周りの筋肉の凝りが原因
新型コロナによる行動制限も解除され3年ぶりに自由になったお正月だったが、感染者数の高止まりで帰省も旅行もできず、年末年始は昨年同様にテレビやユーチューブでドラマの一気見やゲーム三昧だったという人も多いのではないか。そのせいで仕事始め...
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徳川家康は手持ち式鼻メガネを愛用していた 度数の異なる2つが現存している
日本で最初にメガネをかけたのは、周防などを治めていた戦国大名の大内義隆であったことはお話ししました。メガネは宣教師のフランシスコ・ザビエルからの献上品です。1551年4月末の謁見で手渡されました。大内は喜び、領内での布教活動を認めま...
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つけ続けたから補聴器を体の一部のように使いこなせるようになった
補聴器を購入されるみなさんは、基本的には生活の中で不便を感じ、困った末に購入を検討されます。しかし、自分さえ我慢すればなんとかやり過ごせると思っている方もいます。 そういう方が「でも、やっぱり補聴器を」となるのは、ご家族やご...
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メガネは江戸時代初期に大量に輸入されていた 1637年には3万超も
イエズス会宣教師であるフランシスコ・ザビエルが布教のため、西国の有力大名・大内義隆にメガネを献上したのが1551年。それ以降、メガネはどのように日本に普及したのでしょうか? ザビエルの成功によりイエズス会をはじめとした宣教師...
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補聴器は購入後の調整が必要 聞こえづらければ早めに相談を
これまでご来店いただき補聴器を購入された方の事情はさまざまです。その方の聴力や生活環境に応じておのずと補聴器を使う目的も変わってきます。補聴器はその人の心と体を支えるだけでなく、社会参加を促す社会インフラ機器の一面もあるのだという思...
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天皇でも将軍でもなく、ザビエルはなぜ地方大名にメガネを献上したのか
前回、日本で最初のメガネは宣教師のフランシスコ・ザビエルが周防を根城とする戦国大名の大内義隆に献上したものだとお話ししました。1551年のことです。しかし、なぜ、大内義隆なのか、疑問に思う人もおられるでしょう。当時、大内家は有力戦国...
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どんな場面でどう聞こえるようになりたいか 具体的にイメージして言語化する
お客さまの中には、実は以前にも別の店で補聴器を購入されたことがあるという方がいます。 そして、そんな方の中に比較的多いのが、販売店に勧められるままに、よく分からずに機器を購入してしまったというケースです。しかも、購入後も時間...
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敗血症の人の「目」はどうなるのか? 糖尿病、がんなどリスクの高い人は要注意
俳優でタレントの渡辺徹さん(享年61)が先月28日、敗血症のため亡くなった。同20日に細菌性胃腸炎と診断され入院。その後、敗血症と診断され治療したが回復しなかった。あまりに突然の訃報に多くの人が驚いたが、敗血症はそれだけ急に病状が進...
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メガネを最初に日本に伝えたのは、宣教師フランシスコ・ザビエル
2022年はメガネ作りにかかわる人にとって記念すべき年です。メガネ業界初の国家資格「眼鏡作製技能士」が誕生したからです。その目的は眼科専門医の先生方と連携しつつ、国民により良いメガネを提供して目の健康を守れるよう、メガネ作製技術を高...
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求める補聴器のニーズは利用者それぞれ 最新式が合うとは限らない
先日、90代の男性のご自宅に訪問しました。息子さんが一緒に住まれています。 息子さんの話によると、4年ほど前に他のメーカーで補聴器を購入したが、いまいち聞きづらく「ないよりはマシ」といった程度だったとか。 そもそも日...
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98歳でも遅くない! 補聴器と一緒にアクティブ人生の始まり
おかげさまでこの連載も60回を超えました。最近ではネットニュースにも転載され、読者からのコメントもよくいただけるようになり感謝しています。 そんな中、「気持ちが若い人ほど補聴器使用が早いと思います。心まで年老いてしまうと、周...
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脳震盪で起きる目の異常を軽いと思ってはいけない 5年後に障害が残っているケースも
サッカーや柔道など、体が接触する運動でしばしば見られる頭部打撲に伴う脳震盪。先日もサッカーの日本代表選手が対戦相手と接触し、脳震盪で戦線離脱したのは記憶に新しいところだ。 オーストラリアのデータによると、報告された脳震盪は、...
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難聴が高度なら障害者手帳の取得で片耳分の自己負担額は1割に
補聴器は消費税がかからない非課税品であることをご存じでしょうか? 厚労省が推進する政策の中で「身体障害者用物品の非課税扱いについて」という項目があります。その中で、義肢、義眼、車椅子、視覚障害者安全つえ、視覚障害者用ワードプ...
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業界初の国家資格「眼鏡作製技能士」は眼鏡作りをどう変える? 6千人余りの有資格者誕生
眼鏡作りに関する初の国家認定資格である眼鏡作製技能士試験の第1期合格者6000人余りが16日、発表された。眼鏡作製技能士資格は国家資格である技能検定制度のひとつ。指定試験機関である公益社団法人「日本眼鏡技術者協会」が実施する学科並び...
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補聴器の一般的な耐用年数は5年だが手入れ次第ではそれ以上も
「補聴器は何年くらい使えるの?」 お客さまからよく出る質問です。 私は「一般的には5年くらいといわれています」とお伝えしています。この5年という数字は、厚労省が総合支援法による補装具としての耐用年数を5年と定めていると...
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サッカーW杯で注意したい「目の疲れ」 スマホ視聴は負担大
いよいよサッカーW杯が11月20日~12月18日(現地時間)にカタールの5都市8会場で開催される。グループリーグ、決勝トーナメントの全64試合をABEMAが無料放送するほか、NHKが21試合、テレビ朝日系などが10試合放送する予定だ...
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もっと早く補聴器を使っていたら社会生活がより快適だった
認知症の危険因子として、難聴が指摘されています。しかし認知症やうつの危険性だけでなく、聞こえづらさを放置することで、大切な時間や楽しみを得る機会を逃しているかもしれません。 というのは、補聴器の使用者への調査で、「補聴器をも...
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「聴く」ことのサポートだけではない 補聴器の新たな可能性
「補聴器をつけていると、ときどき補聴器が『元気?』と聞いてくるから、『元気だよー』と答えているよ」 こんなふうにおっしゃる高齢男性のお客さまが最近いらっしゃいました。 実は、これ「元気?」ではなくて「電池」なのでした。...
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タブレット純さんが鼻ポリープ手術を決意した理由 鼻炎スプレー“依存”が不安だった…
2020年11月に「鼻ポリープ」の切除手術をしました。医師から「2カ月たたないと本調子にはならない」と言われた通り、退院してからも長らく鼻の奥からドロドロとレバー状のものが出てきました。手術で切ったものなんですかね? よくわからない...
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“目の梅毒”とはどんな病気なのか…新規感染者1万人超え必至で注目
梅毒感染者の急増が続いている。 国立感染症研究所が21日に公表した「感染症週報」によると、10月3~9日で新たな梅毒患者と報告された数は161人。累積報告者数は9562人となった。12月までに1万人を超えるのは確実な情勢だ。...
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あと何年生きるか…もったいないから補聴器にお金をかけたくない
高齢のお客さまからよく「あと何年生きるか分からないし、もったいないから補聴器にお金をかけたくない」と言われます。 果たしてご自分が思う余生は2~3年なのでしょうか? 以前、79歳の男性のお客さまにご来店いただいたこと...
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福井県「さばえ」のメガネは何が凄いのか? 海外有名ブランドも注目
目が悪くなると全身の健康状態が悪化するのをご存じか? 人は情報の8割を目から得ているとされ、加齢で見えづらくなると、転倒リスクが上昇するだけでなく、網膜へ届く光が減り、体内時計が狂って睡眠障害を起こしたり、脳への刺激が減り認知機能が...
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子供の「ドライアイ」に要注意! 目の不調に加え近視リスクも
スマホやタブレット、パソコン(VDT)の使用が日常になっている今、大人だけでなく子供も角膜のケアに注意すべきだ。専門医に聞いた。 ■親がアイケアをしていない家庭ほど子供も無頓着 眼球の一番表面の部分が角膜だ。角膜は生き...
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目の前の難聴者は今「聞く」状態か、それとも「聴く」状態か
耳の不自由さについて、若い人にとっては関係のないことのように思えるかもしれません。ですがこれからの超高齢社会、耳が聞こえづらい人との接触や関わりは増えていくでしょう。 それを考えれば、現在は、聞こえになんの問題がない人にとっ...
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緑内障とその予備軍は10月以降の薄暮時間帯での運転と歩行に注意
「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったもので、秋の日没は早く、すぐに暗くなる。そのため、日没時刻の前後1時間にあたる「薄暮時間帯」は例年、交通事故が集中する。とくに10~12月が多いことで知られている。この時間帯の視力や視界などの見え...
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目に優しい良いメガネ作りには「ホンネ相談」「正しい視力測定」が重要
100歳以上の日本人が9万人を超え、いよいよ本格的な人生100年時代の到来だ。しかし、遊んで暮らせる老後ははるか昔。いまは70歳までの定年延長が議論され、一日中パソコンとにらめっこの日々が続く。そのぶん、目は酷使されて疲れ果て、衰え...
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老眼が気になる中高年こそ知っておきたい「最新メガネ事情」
10月はメガネと目にまつわるイベントの多い月だ。10月1日は「メガネの日」、10月10日は「目の愛護デー」で、10月1~10日は「目とメガネの旬間」と呼ぶそうだ。ならばこの際、中高年が気になる進化した「老眼対策用メガネ」について考え...
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5つの「きく」をもう一度実現! 補聴器はそのための有効なマシン
聞こえの悪い人が補聴器を使うことで、今まで聞き取れなかった言葉や音が聞こえるようになるのは確かですが、それでも必ずしも完全に聞こえるようになるわけではありません。 補聴器を購入する場合、必ず聴力測定を行います。販売店では大き...