夏の紫外線は目のリスクがいっぱい! 白内障、翼状片、瞼裂斑…大人も子供も対策が大切

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 関東甲信越並びに東北地方の梅雨明けが7月22日に発表され、強い日差しにさらされる本格的な夏がやってきた。それは日差しによる目のトラブルが増える季節の到来でもある。改めて日差しと目の病気について自由が丘清澤眼科(東京・目黒区)の清澤源弘院長に話を聞いた。

「太陽の光は可視光線(波長=400~800ナノメートル)以外に目には見えない、波長がより短い紫外線(400ナノメートル未満)と、より波長が長い赤外線(800ナノメートル以上)などからできています。そのなかで最も目にダメージを与えるのが紫外線です。さらされ過ぎると目の表面組織だけでなく角膜や水晶体や網膜に損傷を与える可能性があります。それは、目のがんや白内障、翼状片、瞼裂斑、目の日焼けなどを起こすリスクを高めます」

 紫外線の大半は眼球の表面の角膜と目の中でレンズの働きをする水晶体で吸収され、1~2%は目の一番奥の網膜まで到達するといわれる。紫外線の中にも種類があり、地表に届く紫外線にはA紫外線(UVA=波長320~400ナノメートル)、B紫外線(UVB=同290~320ナノメートル)がある。波長が長いほど目の奥に入り込む性質がある。どの紫外線がどのような目のトラブルを生むかも、徐々に明らかになっている。

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