白内障手術失敗体験談(2)初診で手術日が決定…前妻は「簡単に決めて大丈夫?」
眼科を初めて受診したのは昨年9月6日のこと。異変を感じて3カ月が経過していました。
視力、眼圧などの検査に始まり、散瞳(瞳孔を開く)の目薬をして、網膜の状態を調べる眼底検査や水晶体の濁りの状態を調べる細隙灯顕微鏡検査などを受けました。
「これは白内障ですねえ」
見せてもらった画像には確かに白いもやがかかっています。
説明によると、白内障という病気は加齢により水晶体の中身のタンパク質が変性して濁ってくる病気で、私は「老人性白内障」に当たるそうです。水晶体が濁ると本来の役目(カメラのレンズに相当)を果たせなくなり、モノがかすんで見えたり、時には二重三重に見えることもあるとのこと。まさか「白内障」と診断されるとは思っていなかったので小さく驚きの声を上げたところ、医師は「白内障って意外に進行が速いんですよ」と言います。
そういえば、数カ月前に遠くのモノが二重三重に見えたこともあったっけ。あれも白内障が原因だったのかな……そう思い返していると、医師は畳み掛けるように話を続け、白内障を治療するための目薬もあるが進行を遅らせるだけであまり効果はなく、根本的に治すなら手術しかないと言うのです。