コロッケのプロ意識には鳥肌が立つほど 語っていた3つの「エンタメ哲学」
今年、芸能生活45周年を迎えられた、ものまね界のレジェンド・コロッケさん。初めてお会いしたのは20年以上も前のこと。高校時代から郷里・熊本のショーパブに出演して人気を博し、本格的にプロを目指していた頃、赤塚不二夫さん、タモリさん、所ジョージさんにものまねを見ていただける機会があったそうです。そこで所さんから「よく似てるんだけど、おもしろくないな」と指摘されたそうです。「反発を感じることはなく、素直に、おもしろくしなきゃこの世界では生き残れないんだと思いましたね」と素直に受け止め、今の“コロッケものまね”の原点になる金言だった、とおっしゃっていました。
ものまねの対象は、自分の好きな人、興味のある人だけ。その人を徹底的に観察して、最初は普通にまねをするところから始めて、どんどんデフォルメして、その人が言わなそうなこと、やらなそうな動き、を次々に足していく。だからコロッケさんのものまねは“完成版”ではなく“発展途上版”で日々、アップデートしている。常に進化しているから、何度ライブを見ても、毎回新鮮で期待を裏切らないのだそうです。