お笑い界 偉人・奇人・変人伝
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財津一郎さん 大俳優になっても自分の原点は「キビシィ~!」「サビシィ~!」ですから
昭和30年代から40年代にかけての大人気コメディー「てなもんや三度笠」(朝日放送)で「ひじょ~にキビシィ~!」「○○してちょうだぃ!」など奇声を発する「蛇口一角」役で大人気を博し一世を風靡された財津…
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ハリウッドザコシショウの原点は「よくわからないけど、とにかく元気」なこと
発売すれば即完。いま、最もライブチケットが取りにくい芸人の一人、ハリウッドザコシショウ。(以下=ザコシ)。ザコシは静岡からやってきたNSC大阪11期生。同期には中川家、陣内智則、ケンドーコバヤシ、た…
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祇園はM-1敗者復活戦目前でコロナ感染「ネタの選択を迷いに迷った結果、あきらめがつきました」
祇園といえば、2020年の「M-1」で敗者復活戦が決まっていたのにコロナで無念の出場辞退の報道で覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 木﨑君(写真左)と櫻井君(同右)の2人はNS…
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正司花江師匠に聞いた「かしまし娘」時代の超多忙 昭和30年代は大阪‐東京を飛行機で1日2往復
昭和30~40年代、関西を中心に演芸界を席巻した「かしまし娘」。 1981年にトリオでの活動を休止し、芝居にドラマにテレビのコメンテーターにとそれぞれが活躍の場を移されましたが、長女の歌江師…
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2冠達成の「ダブルヒガシ」には売れていくコンビ特有の“ストーリー”がある
9日に行われた「ABCお笑いグランプリ」で優勝、3月の「ytv漫才新人賞」と2冠を制した今乗りに乗っているダブルヒガシ。 ボケの大東翔生君(写真左)とツッコミの東良介君(同右)でダブルヒガシ…
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角田信朗さんはトーク番組のひな壇に「格闘家枠」を確立させた“開拓者”
今回は空手家、ボディービルダー、俳優、歌手と数々の肩書をお持ちで、昨年の「マスターズボディビル選手権大会」で2冠を達成された正道会館・最高師範の角田信朗さんです。 角田さんとは30年ほど前、…
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双子の漫才師「吉田たち」の背中を押した“ブチギレ”エピソード
2023年、上方漫才大賞で全国区の見取り図やロングコートダディに競り勝って「奨励賞」を手にした双子の漫才師「吉田たち」。全国的にはまだまだ「知る人ぞ知る」という存在なのかもしれませんが、芸歴15年を…
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女性コンビ「爛々」は粗削りでネタも稚拙だが“雰囲気”を持っていた
2022年、「女芸人№1決定戦THE W」決勝戦に初進出して全国のみなさんにもその存在を知ってもらった女性コンビ爛々。私はNSC大阪39期生として出会いました。 ボケ担当で長身の萌々ちゃん(…
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吉本興業前会長・大﨑洋さんは徹底した現実主義者の一面も 対談では「自分探し」ブームに喝!
「来期からNSCの講師やって」「新喜劇書いてみ」と次々にチャンスをくださった大﨑洋前会長の続きを。 有言実行、決めたらすぐに動く大﨑さんは、2011年には47都道府県での「住みます芸人プロジェ…
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吉本興業前会長・大﨑洋さんに「新喜劇やん。書けるやろ?」と言われて今の自分がある
前々回、初対面でいきなり「いくくる(今いくよ・くるよさんの台本)書いたってや」と声をかけられそのまま「いくよ・くるよ」さんの楽屋に連れて行かれ、長年書かせていただくきっかけをつくってくださった大﨑洋…
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青空・須藤理恵さんを偲ぶ…男勝りで豪快も、親身になって考える優しさの持ち主だった
5月22日、急死した関西を中心に活躍していた女性漫才コンビ「青空」の須藤理恵さん(享年45)。 自分よりもはるかに若いNSCの生徒の死はほんとに悲しくてやるせないもの。ザ・ぼんちの里見まさと…
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吉本興業会長・大﨑洋さんとの台風のような出会い…突然「今いくよ・くるよ」のネタを書くことに
今回は先日、吉本興業を退社された大﨑洋前会長のことを書かせていただきます。大﨑会長に初めてお会いしたのは1985年の2月の終わり頃だったかと記憶しています。阪神・巨人さんとの打ち合わせで「うめだ花月…
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なかやまきんに君のタンクトップ姿は800人の生徒の中でも目立っていた
登録者数200万人以上、人気マッスルユーチューバーでもある、なかやまきんに君はNSC大阪22期生。キングコング、ダイアン、南海キャンディーズ・山ちゃん等々、後に売れっ子となる生徒が大勢いた中でも異彩…
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“大歌手”森昌子がたどり着いた境地「お客さんに笑顔になってもらいたい」
2019年に惜しまれながらも引退された森昌子さん。初めてお会いしたのは10年以上も前。NGK(なんばグランド花月)の公演でゲスト出演された際に西川きよし師匠との「漫才」の台本を書かせていただいたのが…
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芸人→弁護士目指した角田龍平 司法試験に落ち続けた日々を支えた“師匠”オール巨人の言葉
大学に通いながら1年間オール巨人さんの弟子に付いていた角田君でしたが、巨人さんほか先輩方との才能の違いを目の当たりにして“憧れ”が“絶望”へと変わり、漫才師への夢を諦めることに。師匠たちが許してくれ…
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角田龍平は島田紳助に「天才」と認められるも…芸人から弁護士へと華麗な転身
元芸人から弁護士へと華麗な転身を遂げ京都に事務所を構え、本業はもちろん、テレビにラジオに文筆活動に活躍する角田君。先日、彼のラジオ番組に出演させてもらい、久しぶりに再会し、オール巨人さんの弟子時代の…
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宮川花子が漫才復帰「生きるってしんどいわ…でも頭はスッキリ! そこは大助と違うとこです」
2019年12月に血液のがんの一種である多発性骨髄腫であることを公表し、治療・リハビリを続けてらっしゃるベテラン夫婦漫才師の宮川花子さんが10日、夫の大助さんと共に大阪の吉本本社で4年ぶりに漫才の舞…
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千鳥の恩師が同級生の親友だった! ドラマのような偶然がきっかけで濃い関係に
テレビで顔を見ない日がないほどの超売れっ子になった千鳥。2人はNSC出身でもなく、漫才番組で顔を合わせてあいさつをする程度で深い関わりはありませんでした。距離が縮まったきっかけは2008年から「ba…
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吉本新喜劇の最年長「和子のおばちゃん」は“漫才の神様”いとし・こいし師匠の唯一の弟子
吉本新喜劇の最年長。「和子のおばちゃん」で有名な桑原和男さん。 私が初めて新喜劇を書いた1990年からお世話になっています。 「こんな(役の)出し方では意味がないんちゃうか? もうちょ…
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新喜劇・たつじいネタ誕生の裏話「完全にとんでもうて、考えてるふりして寝てしもたろと思って寝たんよ」
吉本新喜劇でずっとおじいちゃん役を演じて「たつじい」の愛称で慕われてらした井上竜夫さん。亡くなられてからもう7年近くになりますが、今も楽屋へ伺うと「おはようさん」という穏やかな声が聞こえてきそうです…