著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

紅しょうがは5度目の正直で「THE W」優勝したが…2人の力はこんなものではない

公開日: 更新日:

 先日行われた女芸人№1決定戦「THE W」で3度目の正直ならぬ5度目の正直で優勝の栄冠を勝ち取った「紅しょうが」。これまであと一歩のところで涙をのんできましたが、今回は見事に勝ちきりました。本当におめでとう! よくやりました!

 ツッコミの稲田美紀さんはNSC大阪33期生。ボケの熊元プロレスさんはNSC大阪35期生という先輩後輩コンビ。熊元さんは一時期同期のゆりやんレトリィバァとコンビを組んでいた時期もありましたが、当時は粗削りながらその存在感が印象に残っています。稲田さんは「ブリの白子」というコンビ名が印象的で、しゃべりも入学当初から達者。演技もふくめて、どれも及第点以上でありながら、突出した個性は感じなかったので、かえって「器用貧乏」にならなければいいけどな……とちょっと気がかりでした。

 お互いのコンビが解散した時にゆりやんレトリィバァの紹介でコンビを組みました。共に礼儀正しくしっかりしていましたが、熊元さんが先輩の稲田さんに気を使っているように感じられました。それがだんだん取れてきて、対等に(あくまで外から見て)言い合えるようになったことも彼女たちの力を伸ばす大きな一因になったような気がします。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」