財津一郎さん 大俳優になっても自分の原点は「キビシィ~!」「サビシィ~!」ですから
昭和30年代から40年代にかけての大人気コメディー「てなもんや三度笠」(朝日放送)で「ひじょ~にキビシィ~!」「○○してちょうだぃ!」など奇声を発する「蛇口一角」役で大人気を博し一世を風靡された財津さん。タケモトピアノのCMの「ピアノ売ってチョ~だい」という歌が聞こえるとぐずっていた赤ちゃんが笑顔になったという珍現象が「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)で検証されたり、コメディアン、俳優、ミュージカル俳優、CMタレントといくつもの顔を持ち、すべてが一流という類いまれな才能の方です。今年の春にお元気に過ごされている様子が雑誌のインタビューで紹介されて、大ファンの一人として安心しました。
幸運にも二十数年前にトミーズのトーク番組で一度だけご一緒させていただいた時の印象は物腰柔らかく、すべてのスタッフに立ち止まって「よろしくお願いします」と頭を下げられるジェントルマンそのもの。私のような若輩者にも、構成者というだけで「財津一郎です。今日はお招きにあずかりありがとうございます。よろしくお願い致します」と深々と頭を下げられ恐縮しっぱなしでした。