岡崎朋美のすべらないい話
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<65>札幌五輪招致はなくなったけど…スポーツで世界がひとつになることを願う
このたび「すべらないい話」の幕を一度おろすことになった。連載が始まって丸2年。知人から「読んだよ」と連絡をもらったり、連載がいつでも読めるようブックマークしてくれている人もいてうれしかった。 …
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<64>ジャニーズ事務所の性加害問題…今思えばアウト(?)な小学校時代に見た光景
あの「ジャニーズ事務所」がなくなるという。性加害問題が明らかになると同時に、メディアへの圧力、メディアの忖度も問題視されている。 ジャニーズ事務所のタレントさんとは、テレビ番組で何度か一緒に…
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<63>ヘルニア手術で主治医の「復帰した例ない」のひと言に私が返した言葉
エンゼルスの大谷翔平選手が手術した。右肘にメスを入れるのは2度目だという。 私も過去に一度だけ、手術経験がある。2000年3月、そのシーズン最後となる長野での世界距離別選手権大会だった。試合…
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<62>スケートのおかげ? ゴルフ素人でも柔軟性があれば自然なスイングができる
20歳の女子プロゴルファー、神谷そら選手が国内メジャー初優勝を果たした。私がドライバーを握るのは年に一度だけ。実家の北海道へ帰省した際、夫の付き合いで一緒にコースをまわるくらいだ。今年のお盆に北海道…
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<61>甲子園制覇の慶応もそうだが…高校進学の決め手となった顧問の一言は衝撃的だった
注目していた夏の甲子園は、慶応が107年ぶりの優勝を果たす劇的な結末を迎えた。揃って髪の毛を伸ばした高校球児は新鮮に映った。スピードスケートは、どんな髪形だろうと頭までスーツをかぶるから見えない。そ…
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<60>小学生の私にスケート指導をしてくれたのは教師ではなく、生徒の保護者だった
毎日暑くて寝苦しい日が続いている。 この危険な暑さの中、スポーツに打ち込む学生もそれを見守る指導者も大変だ。一部の学生や指導者が熱中症で倒れるケースも相次いでいる。 室内で練習できる…
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<59>夏場は摩擦熱も高くなる ローラースケートの車輪が「そろばん」状態に
雪国育ちの私は溶けてしまいそうだ。 7月、東京都は観測史上最多の計13日の猛暑日を記録。自宅の玄関を出た瞬間の不快指数といったらない。犬の散歩も一苦労。朝は気温が上がる前の6時半ごろに行くか…
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<58>勘弁して! パリ五輪まであと1年、またも露呈する不正疑惑
パリ五輪開幕まであと1年となった。 4年に1度のスポーツの祭典。本来ならば心躍るカウントダウンになるはずだったが、パリでも汚職疑惑が飛び出した。正直、嘘でしょ? また? という印象だ。 …
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<57>かゆいところに手が届く大谷選手の“敏腕秘書” 水原一平さんのような存在はアスリートには貴重
大谷翔平選手の勢いが止まらない。本塁打を打つたびにベンチでかぶる兜パフォーマンスもすっかり日常に。先日、大谷選手が二刀流で登板した際、パフォーマンスを辞退して通訳の水原一平さんが代役を務めていたのに…
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<56>更年期障害、それは突然やって来た…初めての“ホットフラッシュ”に「うちわが欲しい!」
ついに私にも「更年期障害」というものが訪れたようだ。 それは突然、やって来た。遡ること2カ月前の4月。初めて「ホットフラッシュ」というのを経験したのだ。 普通に話しているとき、急に暑…
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<55>私の娘も「2世」と呼ばれていたかも 岸田長男の秘書官辞職に思うこと
岸田文雄首相の秘書官を務めていた長男が話題になった。親族と首相公邸で忘年会を開き、組閣ごっこの写真を撮影するという悪ふざけがバレて辞職に追い込まれた。 これをきっかけに、改めて「2世」につい…
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<54>AIとスポーツの共存…「どちらかだけ」ではなく「どちらも」のスタンスで
AIが話題だ。各企業が議事録や商品開発に対話型AI「チャットGPT」を活用するという。確かに、これまで人力でやってきたことが効率化され、時間短縮につながるのは間違いない。 スポーツの世界でも…
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<53>数十年ぶりの“受験勉強”真っ最中 敬遠してきた指導者資格を今になって取ろうと思ったワケ
5月に入った。受験や就職活動を終えた学生さんたちは新生活に慣れた頃だろうか。そんな中、私は6月に大きな試験を控えている。 日本スケート連盟が発行する指導者資格、A級ライセンスの取得を目指して…
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<52>パリ五輪の新種目「ブレイキン」が示す新しいスポーツの形
私には意外な肩書がある。実は一昨年から「日本ダンススポーツ連盟」の理事を務めているのだ。小学3年生からスケート一筋だが、現役時代から何かとお世話になっていたJOCの現理事の方から「朋ちゃん、ダンスス…
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<51>一度きりのファーストクラスの苦い思い出…あっという間に爆睡
WBC後もスポーツ界の主役はやっぱり大谷翔平選手。思い返せば、プライベートジェット機で米国から日本に“降臨”してから、ずっとフィーバーが続いている。 当たり前だが、私はプライベートジェットに…
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<50>朝練から帰るとスーツ姿の男女が…ドーピング抜き打ち検査で身についた「特殊能力」
ハックション! 今年は花粉が特に猛威を振るっている。私ももれなく花粉症で、2月下旬から急に鼻がムズムズ、目がショボショボ……。犬の散歩に行くのも憂鬱な毎日だ。現役時代はまったく縁がなかったの…
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<49>侍ジャパンの宮崎合宿に思う…現役時代にはなかった暖かい場所への憧れ
ワールドベースボールクラシック(WBC)が幕を開けた。日本代表の「侍ジャパン」が合宿をしていた宮崎は大盛り上がり。スピードスケート一筋の私にとって暖かい場所での合宿は無縁で、海外のスピードスケート選…
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<48>吉田沙保里ちゃんを指導した栄監督の思いがけない“ひと言”にビックリ
車いすテニス界のレジェンド、国枝慎吾選手が現役引退を発表した。パラ五輪で4個の金メダルを獲得した功績の大きさから、政府が国民栄誉賞の授与を検討。正式決定すれば、パラ選手初の受賞だという。 そ…
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<47>メールで札幌五輪招致活動休止の知らせが…肌で感じたお役所と庶民感情の温度差
札幌市の五輪招致予算が前年に比べて約8割も減ったという。東京五輪の汚職事件やテスト大会をめぐる入札談合を受けて、市が積極的な機運醸成活動の休止を表明した影響だろう。私がメンバーとして参加しているプロ…
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<46>私と箱根駅伝の意外な関係 幼少期から鍛えた足腰で実は「山上り」が得意
お正月も終わってすっかり日常に戻ったが、今回は箱根駅伝の話題を振り返りたい。 実は私にとって、優勝した駒沢大の紫色のジャンパーは見慣れた日常の風景。親近感を抱いていた。というのも、早朝に犬の…