<54>AIとスポーツの共存…「どちらかだけ」ではなく「どちらも」のスタンスで
AIが話題だ。各企業が議事録や商品開発に対話型AI「チャットGPT」を活用するという。確かに、これまで人力でやってきたことが効率化され、時間短縮につながるのは間違いない。
スポーツの世界でも、AIを生かせそう。多方向からの分析が可能になるだろうし、スピード感も上がる。対戦相手の傾向と対策も素早く算出してくれるそうだ。
ただ、AIに頼り過ぎることは危険だなとも感じる。そもそも、機械だからといってすべて正しい答えを導き出せるとは限らない。
■時にはカーナビも「無視」
私の場合、機械を信じ過ぎないようにしているところもある。車のカーナビも目的地の入力はするけれど、「ここの場所は知っているな」と思えばナビを無視して行きやすい道や近道を選択することも少なくない。
「どちらかだけ」ではなく、「どちらも」というスタンスでAIと共存するのが理想だと思う。
AIに依存し過ぎてしまうと、選手が自分で考えなくなってしまったり、数字やデータばかりにとらわれてしまったりする。