<46>私と箱根駅伝の意外な関係 幼少期から鍛えた足腰で実は「山上り」が得意
お正月も終わってすっかり日常に戻ったが、今回は箱根駅伝の話題を振り返りたい。
実は私にとって、優勝した駒沢大の紫色のジャンパーは見慣れた日常の風景。親近感を抱いていた。というのも、早朝に犬の散歩をしていると、坂を上り下りしている駒大生とよくすれ違っていたからだ。
今年3月で退任されるという大八木監督は、厳しく情熱的な指導で知られる。今年も部員には、「そんなメンタルだと100年経っても優勝できない!」とハッパをかけていたとか。その言葉に部員が奮起。自分たちでメニューを考えて練習するようになったという話を聞き、やっぱり選手が主体となってそれぞれの思いを練習にぶつけないと競技力向上にはつながらない、と改めて感じた。
箱根駅伝といえば、5区の山上りが有名だが、私も現役の頃から得意だった。合宿のランニング練習。上り坂になるとみんながへばっていく中、脚力に自信があった私はモリモリ上っていた。
原点は実家にある。ちょっとした山というか丘の向こうに立っていたため、学校からの帰路は常に上り。トボトボと歩いているとむしろしんどいから、一気に丘の頂上まで駆け上がるのが常だった。小学生の頃は重いランドセルを背負っての山上りで、間違いなく足腰は鍛えられた。