岡崎朋美のすべらないい話
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<25>目立ちたがり屋だった学生時代 バンクーバー五輪で旗手の大役も緊張ゼロ!
「新生活」や「入学式」といった文字が躍るこの時期。4月1日には、新社会人となる学生も多いだろう。 私が高校卒業後、富士急行に入社したのは33年前。スケート部としての採用だったが、入社式の2週間…
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<24>練習が終わると一目散…恩師が深めたロシア&ベラルーシとの「たばこ外交」
ロシアのウクライナ侵攻開始からもう1カ月。一刻も早くこの戦争が終わってほしい。このコラムでもロシアの話題ばかりが続いてるが、もう少しお付き合いください。 ベラルーシには行ったことはないが、ロ…
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<23>ドーピング違反のロシア人選手を見て…私の心の中で悪魔が囁いた
ウクライナが戦火に包まれる中、13日に北京パラリンピックが閉幕した。ロシアの休戦決議違反に加え、ドーピング問題もまだ解決していない。 ロシアはスピードスケートも強豪国のひとつ。そのドーピング…
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<22>高木菜那所属・サンキョー廃部の衝撃 メダルラッシュが企業スポーツを追い込む皮肉
今月1日、スピードスケート界に衝撃が走った。「日本電産サンキョー」スケート部の廃部。清水宏保くん、高木菜那選手らメダリストを輩出してきた名門スケート部がまたひとつ姿を消すことになった。廃部だけは避け…
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<21>五輪で交換した無数のピンズ外交 戦争が生むスポーツの分断に心が痛む
ロシアのウクライナ侵攻が続く中、IOCがロシアとベラルーシの国際大会除外勧告を発表した。今、スポーツ界ではロシア排除の動きが進んでいる。戦争が生んだスポーツの分断には心が痛むばかりだ。 私は…
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<20>問題だらけの北京五輪 こんなことが続くと五輪はなくなる
北京五輪が日本冬季史上最多18個のメダル獲得で幕を閉じた。スピードスケートでもメダルラッシュ。一方で、ワリエワ選手のドーピング騒動など波乱も多かった。ここまで問題だらけの五輪は、5度出場した私も経験…
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<19>4年に1度のテレビ解説 高木美帆選手のすごさを再確認した
女子団体パシュート決勝は思ってもみない結末になった。連覇目前、残り100メートルで高木菜那選手が転倒。あの瞬間、私は外出先で携帯電話片手に中継を見ていて、公衆の面前で思わず叫んだ。その声に驚いて何人…
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<18>高木美帆は惜しくも銀…五輪のメダルが人生を変えた話
北京五輪が始まった。私は解説者としてテレビ局をハシゴする毎日を送っている。スピードスケートは高木美帆選手(27)が1500メートルで銀メダル。目標である金には0.44秒の差があった。ラスト1周、今ま…
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<18>「高木美帆は5種目メダルの確率高い」岡崎朋美さんが北京五輪スピードスケートを展望
北京五輪でメダルラッシュが期待されているスピードスケート。中でも注目されているのが、5種目最大7レースに出場する高木美帆選手(27)です。 【写真】この記事の関連写真を見る(09枚) …
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<17>五輪開会式の悲喜こもごも 皇帝プルシェンコは「塩対応」で怖かった
4日は北京冬季五輪の開会式。政治的な理由やコロナ対策の一環で開会式に参加しない選手もいる。 私も開会式を欠席したことがある。1998年長野のときだ。メダルを確実視されていたこともあり、競技に…
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<16>モーグルの上村愛子ちゃんも力説「スケートの天敵はサッカー」なワケ
ジョコビッチの全豪オープンテニス追放が話題になった。一連の騒動で感じたのは、選手というのは人間性だなということ。選手本人はもちろん、周りにどんな人間を置くか。どの競技も人間教育が重要だと思った。橋本…
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<15>北京五輪は「ジャパンハウス」なし? 専用施設をつくるのが慣例だが…
北京冬季五輪が2週間後に迫ってきた。新型コロナウイルスの再拡大による不安もあるがもうひとつ心配なのが「ジャパンハウス」。 五輪期間中は選手村での寝泊まりがメインになるが、日本は村外に独自の日…
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<14>オランダのドーピング検査場の冷蔵庫にハイネケンがあったワケ
1月10日は成人の日。私が成人したのはもう30年前になる。当時は富士急行の会社員だったが、スケートはシーズンの真っ最中。国内遠征中で会社の成人式には参加できなかった。その代わりにと、橋本聖子さんにお…
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<13>年越しを肌で感じた「緑のたぬき」スピードスケートに正月休みなし!
明けましておめでとうございます! 昨年から始まった連載ですが、2022年もよろしくお願いします。 今年は北京五輪も控え、メダルラッシュが期待できるスピードスケートも盛り上がりを見せてきた。各…
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<12>富士急の看板と「黄色いジャンパー」の重圧に苦悩した
元理事長の事件で注目される日本大学はスケート部も有名。五輪メダリストの清水宏保くんも長島圭一郎くんもOBで、歴史ある強豪校のひとつだ。今季のW杯第3戦で初優勝した松井大和選手も日大出身。ようやくメダ…
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<11>ソルトレークシティー五輪のテロ対策に引っかかった「商売道具」
北京五輪に対する外交的ボイコットが相次いでいる。米国や豪州などが続々と表明する中、日本はどうするのか。その動向が注目されている。 私が出場した五輪5大会の中で、国際問題の影響を受けたのは20…
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<10>中国人選手は話しかけてもスルー…今でも気になるトリノの銅メダリスト
中国の女子テニス、彭帥選手の問題が大きく取り沙汰されている。政府によって言論が規制されているかのような報道を見ると、日本人に生まれてよかった……と思うのに尽きる。 現役時代、W杯で何度も中国…
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<9>トップスケーターが「絶対に身に着けないもの」見た目への意識は大切だが…
日本ハムのファン感謝デーに登場した新庄剛志監督。再びビッグボスが脚光を浴びた。派手ないでたちと耳目を集める発言の数々。ただ自分が目立ちたいのではなく、そうすることで自分にプレッシャーをかけ、活を入れ…
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<8>ロシアスケーターを支える「妊産婦専用プログラム」日本も見習うべき
スピードスケートは北京五輪前哨戦といえるW杯の真っ最中。小平奈緒選手をはじめ日本勢の金メダルラッシュが続いているが、開幕直前には新型コロナのPCR検査で選手とスタッフ計10人に陽性者が出るトラブルも…
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<7>富士急行に守ってもらえた現役時代と、父親が放った衝撃のひと言
今年メジャーリーグで大活躍だった大谷翔平選手。二刀流を成し遂げた実績はもちろん、その人間性がすごいと思った。野球そのものやファンに対する姿勢も一貫性がある。社会人野球をしていた私の夫も「別格だ」と感…