<8>ロシアスケーターを支える「妊産婦専用プログラム」日本も見習うべき
スピードスケートは北京五輪前哨戦といえるW杯の真っ最中。小平奈緒選手をはじめ日本勢の金メダルラッシュが続いているが、開幕直前には新型コロナのPCR検査で選手とスタッフ計10人に陽性者が出るトラブルもあった。
日本国内ではピークアウトしてきているため、ついつい気が緩みがちだが、海外は状況がまったく違う。ワクチンを拒否している人もいるし、マスクをしないまま大声で話す人も多い。海外では緊急事態宣言中と思って、危機感を持って行動すべき。感染による療養や隔離となれば、体もゼロからつくり上げなければいけなくなる。ナショナルチームもこれを機に、改めて気を引き締めているだろう。
除菌グッズは海外でも現地調達ができる。私が現役のときも、ドラッグストアのようなお店で売っていた。お土産に、と買い込んだ記憶がある。いろいろ買いすぎて、帰国便でオーバーチャージを取られたことも……。スケートの場合、何といってもスケート靴の刃を研ぐ砥石が重い。当時で2キロ弱。今は1キロくらいに軽量化されたらしいが、困り果てて会社にダメもとで電話したら「(超過金は)会社で出します」と言ってもらい、ガッツポーズした。