独白 愉快な“病人”たち
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その時が来たと手術を決断…島津悦子さん語る変形性股関節症
28歳ごろから痛みだし、当時の診察医から「今のうちに手術した方がいい。いつかは、歩けなくなるほどの痛みが出て、結局、手術しなくてはならなくなる」と言われました。 今年に入って痛みが持続するよ…
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最後の手段で肛門にホースを…お侍ちゃんが語るクローン病
クローン病は、消化管に炎症や潰瘍ができる原因不明の国が指定する難病です。口腔から肛門までのどの部分にでも起こり得ると言われていまして、私の場合は小腸だったのですが、難病だけにその線引きは厳密でなかな…
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重病説まで流れて…たかまつななさんが語る虫垂炎性腹膜炎
複雑そうな病名ですが、盲腸の手術後に何らかの原因でお腹の中が炎症を起こして膿がたまってしまった――という病気です。一度退院して3日後には再入院したので、何だかんだで約1カ月間、病院で過ごしました。始…
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まさに地獄の痛み…鈴木麻由さん語る群発頭痛との壮絶闘病
2013年の12月末、深夜3時ごろに頭が割れるように痛くなりました。それまでの人生で経験をしたことのない痛さです。頭と顔の右半分が激しく痛み、動くことができない……目の奥が痛いので、目を取ってしまい…
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超早期で見つけてもらえて…魔夜峰央さん食道がんを語る
この4月、1年ぶりに胃カメラの検査を受けたら「食道がん」が見つかりました。検査のとき「怪しいものがある。検査して何か出たら電話します」と言われ、電話がこなかったので安心していたのに、翌5月に受診した…
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若宮三紗子さん語る全身性エリテマトーデスとの壮絶な闘い
最初にこの病気の可能性があると聞いたときは「変わった名前」としか思いませんでしたし、その後、確定診断されたときも「へぇ。で何それ?」という感じでした。 元看護師だった母は国が指定する難病だと…
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伊奈かっぺいさんは脳梗塞で「病気ネタがたくさんできた」
私は「芋洗い」って覚えたんですけど、MRIっていうんですか? あれは異常なしでした。でも人さし指を立てて腕を真っすぐ前に伸ばして、次に鼻の先を触るテストで「テンポよく交互に前、鼻、前、鼻と繰り返して…
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糖尿病で右足切断の谷津嘉章さん「長州力の一言で発奮」
「糖尿病」が原因で右足が壊死してしまい、6月25日に膝下7センチのところで切断しました。7月16日にリハビリ専門病院に転院し、毎日午前と午後の2回、1回40分ずつ、理学療法士についてリハビリをしていま…
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入院7回心筋梗塞で手術4回 山岸伸さんは“病気のデパート”
見た目は元気だけど、2週間前に「心筋梗塞」で入院して、2時間半のカテーテル手術を受けてステントを入れたところ。心臓のカテーテル手術は4回目で年内にもう一回予定してる。主治医は「開胸してバイパス手術を…
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一時は絶望のドン底…ノブナガ岩永達彦さん語る機能性難聴
「なんかしゃべってくれ!」 ルームシェアしている後輩にそう言ったんです。しゃべっている表情と気配はあるのに、声はまったく聞こえませんでした。 いやぁ、そのときはもう絶望感しかありません…
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「闇から現実に帰ってきた」宮本亜門さんが語る前立腺がん
たまたま中国での仕事がキャンセルになって、スケジュールがまるまる空いたその数カ月の間に前立腺がんの発見、手術、退院までがすっぽりきれいにハマったんです。退院した翌日にはもう海外に行きましたからね。結…
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「赤ちゃんは元気です」と言われ安堵…岡田薫さん語る卵巣茎捻転
この春、無事に生まれてきてくれたのですが、本当にいろんなことが起こった出産でした。38歳で第1子を出産したときには、比較的なんの問題もなかったのに、たった2~3年でこんなに違うものかと……。 …
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「まだ生きなきゃ」いまも乳がんと闘う大月絢美さんの覚悟
いろいろあって結婚式をしていなかったので、今年の4月末にやっと挙げました。この3月末に乳がんの再発がわかったからです。そう、「髪の毛があるうちに」ってことです(笑い)。 急きょ決めたことにも…
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「白血病=死の病」というイメージを変えたい…友寄蓮さん
今年2月、水泳選手の池江璃花子さんが白血病を公表されました。そのとき、白血病経験者代表のような形でテレビ出演をしたんですが、「何だ? こいつ」となって大炎上しちゃったんです。 放送後、「これ…
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糖尿病で移植 南部虎弾さん「ボクは腎臓を3つ持っている」
今年の5月下旬、カミサンの腎臓を1つもらいました。移植というと、「壊れたものを取って、良いものを付ける」と思うでしょう? でもボクの腎臓は取らずにカミサンのを付け加えたんですって。だから今、ボクは腎…
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治療9年目…江本孟紀さんは加齢黄班変性で人生観が変わった
2年前にスキルス胃がんで手術を受けたけど、今のところ大丈夫。“お涙ちょうだい話”にされるのは嫌いだし、今は2人に1人はかかるといわれているがんの話はいいとして、それよりも「加齢黄斑変性」に気をつけた…
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成功率は10万人に2人と…歌手・音々さん脳腫瘍を振り返る
2016年12月20日、渋谷のライブハウスで家族が「あらかわ家」としてワンマンライブを行っていました。そのとき、私はHCU(高度治療室)で酸素ボンベや点滴や心電図の線につながれたまま「タクシーを呼ん…
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半日遅れてたら死んでいた…冠二郎さん虚血性心不全を語る
3年前に31歳下の女房と入籍しまして、「若い嫁サンもらったから心臓やられたんだ」なんて冗談で言う人もいるんですけどね(笑い)。今は旅も含めて付き添ってもらい、食事やら血圧やら管理してもらっています。…
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手術で死にかけて…仁支川峰子さん甲状腺がん闘病を語る
息が止まりそうになって、死にかけました。でも甲状腺がんのせいじゃありません。もうはっきりわかっているから言いますけど、手術で失敗されたんです。「医療の現場ではこういうことがあるんですよ」ってことを世…
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勝率5%の勝負なら「勝てる!」 松井理悦さん白血病と闘う
去年2月に2回目の臍帯血移植を受け、年末に退院しました。そうしたら今度は右足が帯状疱疹になり、一部の神経が破壊されて歩けないので現状は車イス生活です。 5年前、34歳の時に「慢性骨髄性白血病…