独白 愉快な“病人”たち
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虫垂が肥大して…川浪ナミヲさん手術は腹腔鏡から開腹へ
いまどき、盲腸の手術で4時間もかかるなんて考えられます? 駆けつけてくれた家族が「本当に盲腸ですか?」と医者に確かめたくらい大ごとになりました。 2016年の後半あたりから、お酒を飲むと胃の…
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今も肺がん治療中 フットサル久光重貴さん語る壮絶闘病
「肺線がん」と告知されてから、5年8カ月が経ちました。当初のステージはⅢb。すでにリンパ節にも転移し、手術や放射線治療はできない状態でした。余命については命を限定するみたいで嫌だったので聞きませんでし…
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胆のう手術後も精神的に苦しみ…武田双雲さんが学んだこと
痛すぎてのたうち回ったのは、忘れもしない2011年8月1日でした。当時、書道家としての仕事のほかに、出版物やイベント、テレビ出演などいろんなオファーが一斉に殺到して、ものすごく忙しかったんです。で、…
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洞口依子さん がん手術から10年後に発症したリンパ浮腫を語る
2004年、「子宮頚がん」と診断され、8時間に及ぶ手術で子宮と卵巣を全摘し、抗がん剤と放射線の治療を受けました。 それから10年ぐらいはがんが再発することもなく健康だったのですが、3年ほど前…
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手術後はサイボーグになった…北村肇さんが直腸がんを語る
実は子供の頃から病気がちで、小学2年生のときに肺結核を患って以来、年中、風邪をひいていたし、胃腸の具合も悪かった。 大人になって、著名な中医学の先生に診てもらったとき、「アナタ、カワイソウナ…
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金子エミさん「手のモデル」としての“余命”は覚悟できた
「あと5年ぐらいで、指曲がっちゃうよ」 そう医師にサラッと言われたときは、思わず泣いてしまいました。手のモデルとしては余命宣告を受けたようなもの。それが今年の10月でした。 去年の夏あたりから…
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重病3つ同時に…シンガー小坂忠さん壮絶闘病から復活まで
手術室に向かう直前、娘がボクの唇にキスをしたんです。いやぁ、娘とはいえ、もう40歳を越えていますし、なんだか妙にドキドキして「これで最期なのかな」なんて思いが頭をよぎったりもしました(笑い)。 …
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元祖“ムキムキマン”対馬誠二さんはスキルス性胃がんを克服
「対馬さん、これはスキルスです」 そう医師から言われたとき、自分でも不思議なくらい冷静でした。「ああ、そうなんだ」って感じです。 手術をしたのは6年前になります。その半年ぐらい前に友人…
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脳性麻痺の寺田ユースケさんが語る 挫折と感動そして挑戦
「この夫婦の息子なら、運動神経は抜群に違いない」 ボクが生まれたときは、そう言われたそうです。そのくらい両親が共にスポーツ万能だから。でも、こんな病気を持っていたものだから、両親の落胆ぶりはす…
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料理研究家の相田幸二さん 1型糖尿病で一時はどん底に…
「料理研究家が糖尿病になった」 今年1月下旬、そんなニュースがネットに流れました。ボク自身が自分のブログで病気を公表したからです。 見出しだけで判断されたら料理研究家として致命的なマイ…
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スタレビ根本要さん語る脳梗塞で入院1週間 “偽装”の噂まで
「スターダスト☆レビュー根本要、脳血栓で入院」 そんなふうにネットニュースで報じられていることに、一番びっくりしたのはボクなんです(笑い)。「こんなに元気なのに、なぜ入院?」と思っていましたか…
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乗り物には一切乗れず…比企理恵さんがパニック障害を語る
「パニック障害」と診断されたのは、25年ほど前のことです。地方の舞台公演中に受診した心療内科でした。薬を処方され「やっとこれで助かるかもしれない」と思ったのですが、それが本当の恐怖の始まりだったんです…
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十二指腸潰瘍穿孔の伴大介さん「腹の中でプチッと音が…」
あの夜は、調子が悪くて早めに寝ていたんだ。ふと寝返りをうったら腹の中で「プチッ」と音がして、「あれ?」っと思って目が覚めた。痛くも何ともなかったけど、普通じゃないことはハッキリ感じて、その瞬間「もう…
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ポリープ手術中に麻酔が切れて 水野麻里さん"地獄”を語る
この夏、9日間の入院をしました。大腸ポリープを1つ取る手術で1泊の予定だったんですけど、なかなか退院できなくて、やることがないからスマホで映画などを見ていたら、あとからパケット代が高額でびっくりしま…
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日常生活もままならず…野口健さんが壮絶ヘルニア体験語る
すさまじい音と振動がきて、一緒にいた4~5人で腕を組み四つん這いになりました。ふと顔を上げると、雪崩が巨大な生き物のようにものすごい勢いで迫っていました。 2011年、標高6000メートルの…
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半年で髪の3分の1を…角田真住さん語る多発性脱毛症の壮絶
■販売会社代表・NPO団体設立準備中 角田真住さん(40) 2歳の子供でも、「あっ!」とビックリしていました。じゃれて私の髪を引っ張ったときにゴソッと束で抜けたもんですから……。その驚いた表情…
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一色伸幸さん うつ病は「心のかぜ」ではなく「心のがん」
ボクが2007年に「うつから帰って参りました」というエッセーを上梓したのは、うつの患者本人より、その家族や友人や周りで関わる人たちにうつの人の内面をわかってほしいと思ったからです。病人を支える家族は…
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筋ジストロフィーの小澤綾子さん「歌うことが生きる力に」
「どうせ治らないのに何でこんなことしなくちゃいけないの?」 今から15年ぐらい前、リハビリを始めた当初は言葉にこそしませんでしたが、心の中ではそう思っていました。 私の病気は「筋ジスト…
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「ミラーマン」石田信之さん 8度の手術で辿り着いた境地
「石田さん、本当に大丈夫なんですか? あなた、いつ死んでもおかしくありませんよ」 そう言われたのは、ついこの6月のことです。オシッコが出なくなりまして、本来なら尿毒症でとっくに意識が飛んでいて…
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INSPi奥村伸二さん 有棘細胞がんで鼻の半分を失い再建まで
「がん」と言われた瞬間はショックでした。でも、2~3秒で妙にワクワクしてきたんです。「人生が変わるかも」って(笑い)。 右小鼻に小さいできものがあることに気づいたのは3年ぐらい前です。ニキビだ…