メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様
広島の森下暢仁(26)が昨27日の中日戦に先発。8回4安打2失点(自責0)と好投したものの、打線の援護がなく、今季5敗目(10勝)を喫した。
その森下はすでに2ケタ勝利を挙げている上に、防御率はリーグ3位の1.65。優勝を争うチームをけん引している。メジャー志向も隠さず、昨オフの契約更改の席で、フロントにポスティングによるメジャー挑戦の希望を伝えた。球団OBが言う。
「今季は5年目で、国内FA権を取得するのは早くても2年後の2026年。球団が今オフのポスティングを認める可能性は低いでしょう。26年3月のWBCで侍ジャパン入りし、メジャーに名前を売ってからになるのでは。森下は4年目の22年オフに球団史上最速で年俸1億円に到達。今季は自身3度目の2ケタ勝利をマークしている。チームの勝ち頭になり、18年以来6年ぶりの優勝を果たせば、MVPの可能性もある。年俸は今季の1億3000万円から、2億円超えはもちろん、倍増もあるでしょう」
広島は27日現在、2位巨人にゲーム差なしの首位をキープ。リーグ優勝を果たせば、森下以外の選手も還元を受けられそうだ。前出のOBは、「注目は、揃って3年契約の最終年を迎える大瀬良大地(33)、九里亜蓮(33)の両右腕です」と、こう続ける。