老親・家族 在宅での看取り方
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すべて自分でやろうとしない 利用できるサービスは利用を
まだ家族に療養が必要な患者はいないけど、いずれは家族の誰かが医療サービスを受けることになるかもしれないと、将来を心配されている方は多いはずです。しかしほとんどの方は明確なイメージを持たぬまま、ただ漠…
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救急車を呼ぶべき? 患者家族からの問い合わせにどう答えたか
在宅医療を始められる患者さんはさまざまな事情を抱えています。患者さんやご家族の思いをできるだけ伺いながら、納得の上で療養を進める在宅医療は、そんな患者さんの思いに寄り添うことも大切な仕事のひとつだと…
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近づく最期…患者への一番の治療は家族がそばにいること
在宅医療を始められる患者さんの事情はさまざまです。ですが、みなさん共通してあるのは自宅で気兼ねなく最期の時を迎えたいという思いではないでしょうか。 その患者さんは55歳の女性の方。8年前に右…
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自宅での療養だから好きなものを好きなように食べられる
最期の時が近づいてくると、一日の大半をベッドに寝て過ごすようになります。そんな中で、患者さんがとても楽しみにされているのが、「口から食べる」ということ。 口から自分の好きなものを食べるという…
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コロナに感染した外国人観光客からオンライン診療の依頼が
先日のことです。コロナを発症した外国人観光客のオンライン診療を行いました。 その方は、15歳の女性。夜、突然発熱し、咽頭痛もあったため、PCR検査を受けたところ、陽性と判明。保健所から医療機…
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予後宣告は3カ月…自宅で思う存分の「口げんか」すら愛おしい
自宅での療養をスムーズに始めるにあたり、さまざまな事前準備を行います。それを環境整備と呼んでいます。 たとえば、ポータブルトイレ、車椅子、手すり、杖などをそろえます。患者さんのADL(日常生…
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病院でなくても輸血はできる 患者さんは揃って「楽になった!」
急性白血病や多発性骨髄腫、悪性リンパ腫など血液疾患の患者さんは、「輸血」が非常に重要な治療のひとつになります。血液疾患の患者さんには高齢者も多く、また遠方への通院が困難という方もいて、在宅医療の希望…
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前立腺がんの80代男性「自力でトイレに行きたい」と自宅療養を選択
ADLは「Activities of Daily Living」の略称で、日本語では「日常生活動作」といいます。つまりは、日常生活を送るために必要な日常的な動作のことです。 具体的には、食事…
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外国人の在宅医療 余命数カ月を宣告されたスキルス胃がんの東欧人女性
最近、欧米を中心に外国の方から在宅医療に関する問い合わせをいただくことが増えました。私たちの話を聞き、実際に在宅医療に切り替える方も徐々に増え始めています。 東欧から日本に移り住んだ女性(5…
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夫婦2人で旅行がしたい 死ぬ瞬間まで自宅で仕事をしていたい
「ただただ死ぬ瞬間まで、自分の仕事をしていたい」 61歳の男性は、建具や表具を取り扱う職人さん。ご自宅に隣接する作業場で、障子や襖の「骨」などを作ったり、その骨に障子紙や襖紙を張る仕事をされて…
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夫を自宅で看取った80代女性「自分も自宅で旅立ちたい」
最期を自宅で迎えたい。しかし一人暮らしで、看病をしてくれる子供や親族が近くに住んでいない、あるいはそう頻繁に通って来られるわけではない。これでは、在宅医療を受けるのは難しいだろう--。そう思っている…
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地元の病院で治療を受けていたが、次女家族が暮らす東京へ
在宅医療とは、自宅などで受けられる医療のこと。病院で受けられる外来医療、入院医療に次ぐ第3の医療です。 在宅医療はさらに2つに分かれます。それは、「往診」と「訪問診療」です。往診は、医師が診…