32歳白血病で亡くなった中川翔子の父 勝彦
もともと詩や絵が好きだった中川は、病に倒れてからも病室から見える景色や大好きな猫や小鳥などの絵を描いていた。亡くなる前年にはサバンナにすむダチョウが海を目指して旅をする「未知の記憶 UNKNOWNMEMORY」を出版。この本は貼り絵の技法で制作され、まだ幼かったしょこたんも手伝い、最初で最後の親子の共同作品となった。
中川の死後、「自分も白血病になるのでは」と死におびえることもあったというしょこたん。寝ている時に金縛りに遭って勝手についたパソコンに、父の名前がタイトルになった下書きメールが入っていたなど不思議な体験をしたこともあり、「亡き父に見守られているサイン」と感じたという。
01年にデビュー。当初グラビアなどを中心に活動していたが、中川の娘であることを知っていたのは、関係者や熱烈なファンなどごく一部。
この事実が広く知られるようになったきっかけのひとつは、06年の日本テレビの24時間テレビ。中川の絵本としょこたんとの絆が紹介され、「ぜひ読んでみたい」というファンの声が多く寄せられるようになった。