吉か凶か…日曜劇場を放送前に映画化発表したTBSの賭け
12日からスタートする日曜劇場「S―最後の警官―」(TBS系)の映画化が、ドラマ放送前なのに早くも発表された。
連載中の人気マンガが原作で、向井理(31)や綾野剛(31)らが出演。犯罪者を生きたまま逮捕することを目的として設立された架空の警察庁特殊急襲捜査班を舞台にしたストーリーで、派手なアクションシーンも多い。映画向きといえるが、ドラマ放送前から映画化を発表するのは異例中の異例だ。
「TBSは、同じドラマ映画『SPEC』シリーズがヒットしてホクホクです。しかし“本命”である『半沢直樹』の映画化には苦労している。TBSは話題を引っ張れる今年の秋には公開したい考えですが、堺雅人側との調整が難航していて、タイミングを逸してしまう恐れがある。そういう事情もあって、『S』は初めからゴーサインを出したのでしょう」(テレビ局関係者)
■過去には大コケ作品、最悪共倒れも…
もっとも、「S」が成功するかどうかは大きな賭けだ。映画化ありきのドラマは“共倒れ”の可能性が大きい。