「200回作製」で完全墓穴 小保方さん学者人生“絶体絶命”
「小保方さんの会見は、失敗だったと思う。完全に墓穴を掘った。不信感を強めただけです。<STAP細胞の作製に成功した人が他にいる>と口にしながら、名前は伏せたいと、明らかにしない。データを記したノートを公開したらどうかと記者に迫られても、<秘密実験もあるから>と公開を拒否。具体的な根拠も示さず<STAP細胞はあります>と情緒的に訴えるだけだった。科学者の弁明じゃないですよ」(科学ライター)
小保方さんは理化学研究所に不服を申し立てているが、9日の会見を見る限り、最終報告が覆る可能性は低いという。東大医科学研究所の上昌広特任教授はこう言う。
「会見では何ら新たなファクト(事実)が示されませんでした。理研はこのまま(改ざん、捏造の報告書を)事実認定するでしょう。それにしても<200回以上成功>というのはどうかと思いました。だってほとんど毎日実験に成功しているようなものですからね…」
■理研とはドロ沼裁判へ
それにしても、科学者としては考えられないような釈明を連発した小保方さんは、どういう精神構造をしているのか。「自己愛型パーソナリティーだと思います」と、明大講師の関修氏(心理学)はこう言う。