リアリティが売りなのに…「MOZU」で気になる“時代錯誤”
「ドラマとしては面白いんだけど、細かいところが気になる」
そんな声もある。
重厚な警察ドラマ「MOZU」はTBSとWOWOWの共同制作。鳴り物入りで始まっただけに力作であることは伝わってくる。
初回の爆破シーンも迫力があった。それにセットや小道具など、リアルな描写が売りだけに、逆にアラが目立ってしまうようだ。
「西島秀俊も真木よう子も公安の刑事なのに、レストランとか、物静かなバーで捜査情報を交換してるだろ。背後に人がいてもお構いなしで、それも周りに聞こえるような声で。絶対あり得ないよね」(警察関係者)
公安の刑事といっても地方公務員だ。西島が自分の部屋で腕立て伏せをするのは勝手だが、そもそも部屋が広すぎるし、ゴージャスすぎるというツッコミもある。
■禁煙のはずの場所でプカプカ…
何より「たばこ」だ。西島はいつでもどこでもプカプカ。自室やバーで吸うのはいいが、昼間の高級レストランや駐車場はダメだろう。