巧みに世論の同情誘う 「小保方陣営」の戦略にハマった理研
長期ドロ沼化の可能性もあるSTAP細胞問題。現時点でイニシアチブを握るのは、どうやら小保方さん側のようだ。
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の弁護団が21日、理研側に対し、不服申し立ての補充書を提出したことを明らかにした。不正行為を認定された画像について、「悪意のない間違い」などと改めて主張する内容だ。
小保方さん側がコメントや文書を発表するのは、4月9日の2時間半に及ぶ会見以来、これで6回目。本人こそ会見から、公の場には姿を見せないが、実に積極的じゃないか。
■先制パンチとカウンターで翻弄
「もちろん、三木秀夫弁護士をはじめとする弁護団の戦略でしょう。在阪の弁護士連中は、さすがキレ者と、三木氏に対して感心しきりですよ」(法曹関係者)
特徴は、「先制パンチ」と「カウンター」の両方を、ケースバイケースで巧みに使い分けていることだ。
11日には、<再調査するかしないかの判断を急がないで欲しい>と理研に対して先にクギを刺した。