洗脳地獄語るToshlに向けられた外国人記者の厳しい質問
ロックバンド「X JAPAN」ボーカリストのToshl(48)が25日、日本外国特派員協会での記者会見に出席。自著「洗脳 地獄の12年からの生還」(講談社)をつづるに至った経緯や洗脳時代について、各国の外国人記者が多く集まる中、赤裸々に語った。
1998年当時、彼が起こした騒動は世間に大きな波紋を巻き起こした。作家・作詞家を自称する男が率いるセミナー団体「ホームオブハート」への入会。ビジュアル系バンドの先駆けとして爆発的な人気を誇り、奇抜なメークで髪の毛ツンツンだったロッカーが突如、すっぴんのチノパン姿でアコースティックギターを抱え、タダゴトではない雰囲気を醸していたのは記憶に新しい。
会見で改めて「僕は洗脳状態にあった」と振り返ったToshlには外国人記者からはこんな厳しい質問も向けられた。
「(世界的な)ビッグスターになるには20代、30代がピーク。その機会を(洗脳によって)逃したがどう思う。これから成功すると考えているのか」
サングラスで表情こそ分からないが、本人は静かにうなずき、こう語った。
「失われた10年はたしかにある。でもこの年になっても人生をかけて、新たなチャレンジはできる」
グループ初となる米公演を来月に控え、アラフィフロッカーは初心で出直すようだ。