連載小説<8> 雇う側にとって外国人は単なる手足
「制服は家に置いてるみたいだな。郵送でいいから洗濯して店に送ってくれ」
「わかりました……」
クエットはそれ以上何も言う気になれず、封筒を受け取った。店長に頭を下げ、事務所を出ていく。
店の出口に向かいながら、ここで働き始めてからのことを思い返した。
誰よりも一生懸…
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