フジの顔目指す“クジパン”久慈暁子 局内での意外なアダ名
一時期はチアリーディングサークルに所属していたが、女優・山本美月らが所属する芸能事務所にスカウトされ、大学生活が一変する。1年生のときにはアグネス・ラムや松嶋菜々子を輩出した「旭化成グループキャンペーンモデル」に選出され、2年生で芸能界への登竜門「non―noモデルオーディション」グランプリを受賞。ティーン世代に影響のある「non―no」専属モデルとなったことで、地元広報誌の企画として、同郷の同学年である大谷選手(当時は日本ハム)と対談することに。また、同市の成人式にも両者がゲストで呼ばれたことから、前出のような噂が地元で囁かれるようになったのである。
その後、彼女は活躍の場を広げ、ドラマやCMにも出演したが、芸能界には残らず、母と同じアナウンサーの道を志望。現在好調である日テレの内定を蹴って、低迷期のフジに入社したのは、持ち前のチャレンジ精神の表れだろうか。
先日放送されたフジ系の女子アナ特番で、「元モデルなのに、笑い方が残念な美人アナ」として紹介された久慈アナ。確かに、笑う瞬間にクシャッとつぶれる顔は独特だが、そのくらい愛嬌があった方が視聴者に好感をもたれやすいのも事実。局内でも「久慈はゲラ(笑いのツボが浅い)」と言われているようなので、これからはルックスのアピールよりも、人間味をどんどん出して愛される女子アナを目指してもらいたい。
(女子アナ評論家・松本京也)