5人の同期はライバルか仲間か…はたまた戦友か?
月曜日から木曜日までラジオのレギュラーの仕事があり、週末の金、土、日曜日は落語やイベントの営業仕事を中心に働いてるんですが、イベント仕事が続いてて気づけば落語の高座から20日以上離れてる落語家の三遊亭鬼丸です。まずいですねぇ。私がこうしてる間に他の落語家たちは数々の高座を務めてどんどんうまくなってるんですよ。今週末21日に「同期」5人で出演する落語会が待ち遠しいです。
というわけで今回は「同期」について書きたいと思います。皆さんは会社の同期と仲いいですか?まぁ会社の規模によって同期の人数もまちまちでしょうね。ライバル? 仲間? 戦友?我々落語家の同期というのは入門年ではないんですよ。というのが師匠に入門してから見習いを終えて寄席に前座で入るまでの期間が結構一門によってばらつきがあるので、見習いを終えて寄席に入った時期、しかも前座って3人とか4人まとめてデビューさせるのでそれが同期ってことになります。でもキャリアが近いと同じ寄席に配属されることは少なく、意外と一緒に働くことって少ないんですけどね。その後一緒に二つ目に昇進すると、同期で勉強会を開いたりします。私たちもやりました。絶対的縦社会の落語界の中で同期という存在は唯一気のおけない仲間かもしれませんね。私は1997年4月に龍玉、小せんと寄席に入り2000年6月に3人一緒に二つ目になり、2010年9月には4カ月先輩の扇里さん、1カ月先輩のきく麿さんを加えた5人で真打ちに昇進しました。