三遊亭鬼丸が明かす 落語家の反社・闇営業との向き合い方
先週金曜日のMXテレビ「5時に夢中!」の中でこのコラムを取り上げていただいたそうで、関係者の皆さま、ありがとうございます。今日も取り上げてもらえるように張り切っていきましょう!
ということでやはりこれに触れたほうが注目されると思うので、今回は闇営業と反社会的勢力(以下反社)について触れましょうか。まず闇営業については関東の落語家は誰もやってません。というのは関東の芸人はほぼフリーか個人事務所なので、闇営業になりようがないんですよ。関西は知りませんよ。
さて、ここから細心の注意を払いながら反社との関わりについて触れましょうか。私の師匠3代目三遊亭円歌は昭和30年代から人気者でしたから、その筋とのお付き合いも当然あったようです。当時、興行を仕切ってたのはあちらの方ですものね。師匠からヤクザと言わず任侠の方と言うように教わったことがあります。ヤクザという呼び方は失礼だと。まぁ私が直接使う機会はいまだにありませんが。
さて今回の騒動の問題は、反社の会合に呼ばれてギャラをもらってたところなんですよね。世間は詐欺グループのお金(被害者のお金)が芸人に渡ったことを怒ってるんですよね。となると昔、月亭可朝師匠が野球賭博で捕まり、なぜ罪なのか警察に聞いて「暴力団の資金源になるから」と言われた師匠は、「ほならワテ、少し勝ってるさかい資金源減らしてまっせ」と答えた逸話がありますがね。