噺家でゴルフをたしなむ人は今や2割…減ってしまったワケ
さて石川遼選手が3年ぶりにツアー優勝したので今回はそれにちなんで落語家のゴルフ事情について書きましょうか。
皆このゲンダイでもゴルフ欄で三遊亭小遊三師匠や林家種平師匠が連載してたのを読んで、噺家(はなしか)ってみんなゴルフやるんだと思ってる方が多いかもしれませんね。でも実は噺家でゴルフをやるのは少数です。割合で言うと2割ぐらいでしょうか。その昔、バブルの頃は中堅から若手まで結構やってたそうです、仕事で。当時は社内コンペなんかが開催されると知り合いの社長からお声がかかり、一緒にラウンド回って表彰式で司会やってギャラが出るなんて仕事がよくあったそうです。
ところが時を経て飲酒運転の罰則が強化され表彰式は簡素化、不景気でコンペも下火に。仕事でやってた芸人はクラブを置き、現在はホントに好きな芸人だけが続けてるという状態に。
そんな中で私は10年前ぐらいにゴルフを始めました。きっかけは芸歴10年過ぎた辺りで仕事が頭打ち、ヒマ過ぎてなんか始めよっかなぁって感じでした。先輩芸人が楽屋でゴルフの話をしてるのも格好よかったですし。クラブはまず可愛がってくれてるいっ平(現三平)アニサンに使ってないアイアンセットとキャディーバッグを頂き(さすが二木ゴルフ一家!)、ドライバーを知り合いのゴルフ好きな住職にもらいとお金をかけずに揃えていきました。打ちっぱなしと河川敷コースで腕を磨き、今では恥ずかしくないぐらいの腕前にはなれたのかなぁ。