“加藤の乱”収束…吉本はエージェント契約導入で変わるのか

公開日: 更新日:

“飼い殺し”は簡単

「それは長い時間をかけてタレントたちの努力によって作り上げられてきたものです。しかしそうした法整備や仕組みがないままに、いきなり“エージェント契約”といっても機能するのかは疑問です。吉本興業は、番組や舞台や映画などの制作と芸人のブッキングを兼任していますから、巨大な力を持っています。極端な話、加藤を飼い殺して“干す”ことなど、簡単にできるんです」(星野氏)

 日本の芸能界にとってエージェンシー制度は「実際どうなるかは未知数」だと星野氏はこう続ける。

「タレントの労働組合が存在するアメリカとは背景が異なります。しかし“SNSの力”には注目しています。NGT48の騒動にせよ、今回、会見をネットでリアルタイム配信した宮迫(博之)と田村(亮)にせよ、タレント側がSNSを駆使することで、世論を味方に付け、巨大な力を持つ芸能事務所を動かした。これは新たな動きです」

 加藤の“捨て身”の提言は実を結ぶのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”